東京ヤクルトスワローズ
5.9(TUE)10(WED)11(THU)
阪神甲子園球場
今季初の甲子園での6連戦を迎える。ヤクルト、現在首位のDeNAと対戦する大事な1週間。まず9日から対戦するヤクルトは借金3の4位と苦戦してはいるが、攻撃力が上向いてきた。4月は1割台だったチーム打率も5月の5試合は.354。この間、13本塁打を放って1試合平均7.6得点を奪うなど、昨年までリーグ連覇を果たした力が目を覚まし始めた。
大きな要因は、やはり主砲の村上の復調だ。最近3試合は全てマルチ安打を記録し、2本塁打6打点。今季18打点は、あっという間にリーグ最多に並んだ。阪神が6試合で20打数1安打と封じた4月とは別人。さらに、故障で不在だった塩見も4日から復帰しており、徐々に本来の王者の姿に近づいてきた。
迎え撃つタイガース投手陣は先週末の雨天中止により、ローテーションを組み替えた。9日は今季25イニング無失点の村上頌樹が先発。プロ初勝利から間もないが、いまや先発の中心の証でもあるカード初戦を任される存在になった。「当然や」と岡田監督。「初めて開幕を一軍で迎えたけど、そんな投手とは全然違う。結果を残して、そういう地位をつかんだわけやから、たいしたものよ」と信頼した。
前回登板は4月29日の同じヤクルト戦。神宮で8回2安打無失点とツバメ打線を圧倒した。「勢いがついきていると思うので、それに飲まれないように」と警戒しつつ、冷静な口調には貫禄も漂う。前回は3打数無安打に抑えた「村神様対決」の第2ラウンドにも注目が集まるが、相手よりも自身のこと。3年目で初となる甲子園での一軍のマウンドを前に「やっと投げられるので存分に楽しみたい」と意気込んだ。
第2戦に先発する西勇は「甲子園は相性がいい。ここ2試合は打たれたけど、そんなこともある」とサラリ。第3戦の伊藤将は21年から本拠地で11連勝中が続いている。先週は白星を逃したが、チームの逆転勝利で不敗神話は継続。ミスタータイガース・村山実が70~71年に記録して以来の12連勝に再挑戦する。チームの土台である層の厚い先発陣。上昇中のヤクルト打線は相手にとって不足なしだ。
5/9 | 5/10 | 5/11 |
甲子園
神-ヤ
18:00開始 |
甲子園
神-ヤ
18:00開始 |
甲子園
神-ヤ
18:00開始 |