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先制するも追加点を奪えず
いい形で先制したと思ったのだが…。4回に鳥谷のヒット、平野の犠打で作った二死一、二塁のチャンスに、五番・新井が先制タイムリー。先発はエース・能見ということもあり、試合は阪神ペースで進むと思われた。
しかし、その回1点止まりで、5回も三塁まで走者を進めながら追加点を奪えずにいると、7回に能見がつかまる。フェルナンデスの大飛球を浅井が超ファインプレーで捕り、一死とした直後、牧田に初球を中前に運ばれ、テレーロに来日初本塁打を献上。続く8回にも2連打と犠飛で1点を失い、点差を広げられた。
「（逆転本塁打を）打たれた後の8回を抑えないと、勝ちは転がってこない。次の1点をどう防ぐか。8回の能見には何としても抑えてほしかった」と藪投手コーチ。7回終了時点ですでに109球を投げていた能見を続投させたのは、エースに期待したからだが、その期待は裏切られる形となった。
8回、先頭の代打・新井良が阪神移籍第1号となる本塁打を右翼ポール際に打ち込み意地を見せたが、反撃もここまで。交流戦3連敗となった。
