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連敗ストップ！交流戦初白星
１２四死球とオリックス投手陣の大乱調に乗じてコンスタントに得点を重ねた阪神が、ようやく連敗を止めて交流戦初白星を飾った。
不調のブラゼルを外し、関本や新井良を起用。平野１番・マートン６番など大幅に打線を組み替えた阪神は、初回二死１・３塁に５番新井貴がオリックス中山の直球をレフト前に運び、タイムリーヒットで１点を先取する。
２回は２番起用・大和の「必死に食らいついて」三遊間を破るタイムリーヒットで加点。４回にも満塁に鳥谷が今季初の死球で押し出し（投手マクレーン）。リードを３点に広げた。
阪神先発・岩田は４回裏二死から伏兵の８番中村にレフトスタンドへ移籍初本塁打となる２ランを浴びて、たちまち１点差。負けられない阪神ベンチは、６回途中から福原ー筒井ー榎田ー藤川と小刻みなリレーで逃げ切りを図る。
それでも、岩田は初回一死１・３塁、３回二死満塁でいずれも４番李大浩を遊ゴロ併殺、空振り三振に仕留める等、苦しい中でも粘りに粘った。「序盤からリードをもらい、野手に助けられた。四球などで球数（１０２）が多くなって、先発としては反省」と、５回１/３を５安打２失点の勝利投手は振り返っている。
終盤には関本、浅井の適時打など久しぶりの猛打（１１安打）で突き放した阪神だが、大和や平野の再三に渡る好守が大味な試合展開の中でキラリと光った。
「なかなか上手く行かなかったけど（連敗が止まり）ホッとした」と、ヒーローの新井貴が安堵の笑顔。１点差の７回には、二塁打の金本を進めるセカンドゴロで、次打者マートンのタイムリー安打を誘発したが、「新井のあの進塁打が大きかった！」と和田監督も絶賛した。
「ボクたちは優勝目指してやっている。まだまだこれから頑張る！」。新井貴が巻き返しを誓えば、指揮官も次のように締めくくっている。「 選手も苦しんで、ファンに心配をかけた。ここからまた、這い上がって行きたい！」。
