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2点を跳ね返せず

今季最多、4万7006人の大観衆で埋まった甲子園で、伝統の一戦はタイガースの見せ場なく終わってしまった。

巨人先発・内海に8回途中まで散発4安打に抑えられ、その後も山口、マシソンの前にゼロ後進。先発・スタンリッジは2回の2ラン以外、粘り強い投球でゲームを作ったが、その2点を跳ね返す力が打線にはなかった。

内海について、片岡打撃コーチは「1回り目はフォーク、チェンジアップがいい所から落ちていて、それにやられた。そのあとは追い込まれる前に勝負に行ったけど、うまく投げられた」と脱帽。和田監督も「低めに手を出して助けてしまった。勝負どころではリードも変わるし、すべて後手後手になってしまった」と完敗を認めるしかなかった。

これで首位・巨人とのゲーム差は14。オールスターまで残り2試合となった。和田監督はファンにメッセージをと言われ、「選手も気持ちを出してやっているけど、現状では満足して帰ってもらえていないと思う。あと2試合、後半戦のヒントをつかめるようにやっていきます」と話した。