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森田、伊藤隼連続適時打!メッセンジャー完投勝利

若手の連続適時打でもらったリードをメッセンジャーが気迫の投球で守り切り、今季3度目の完投勝利をあげた。

広島・石井琢朗選手の引退試合となったマツダスタジアムは今季最多の超満員。試合前には、故郷ラストゲームとなる金本にも古巣カープナインから花束が贈られた。

阪神は初回、新人王を目指す広島・野村に対して一死1・3塁とするが、新井良・金本が倒れ無得点。その裏、阪神先発メッセンジャーも一死1・3塁のピンチを招くがエルドレッドを遊ゴロ併殺に打ち取った。

先手は阪神。金本が4回表二死から中前安打(通算2537安打)を放ち出塁すると、6番森田のセンターオーバー三塁打で長駆生還した。伊藤隼も大学時代の宿敵・明治大OB野村の変化球をうまくセンター前に運ぶ適時打を放ち2点目が入る。さらに連打で満塁となるが、上本が自打球を股間付近に当て担架で退場するアクシデントもあって2点で止まった。

先制打の森田は、「片岡コーチから力強さを出していけ!と言われ、強く振ることを心掛けていた」とニッコリ!!「(森田)一成がいい流れをくれたので必死に食らい付いて…良い所に落ちてくれた」。伊藤隼も声を弾ませた。 

広島は5回裏、石井の四球等で無死満塁の絶好機を作る。野村監督は代打に切り札・前田智を送ったが、メッセンジャーは渾身の一投でセカンドゴロ併殺に仕留め、何とか最少失点で切り抜けた。この日は真っ直ぐがよく走って、8回エルドレッドから空振り三振を奪った球が152km/hと言ったように最後まで球威が衰えなかった。

9回裏は二死2・3塁の一打逆転サヨナラのピンチで大歓声の中、この日2安打(通算2432安打)の広島・石井を迎えるが、最後はライトフライに打ち取り、2対1で阪神が辛くも逃げ切った。(メッセンジャーは8安打されながらも137球1失点完投で9勝目)カード最終戦を飾り、広島には今季12勝10敗2分と勝ち越した。

試合後の引退セレモニーにも残った阪神ナインとファンに御礼の言葉を述べた石井選手が、「来年は(共に)優勝争いをして打倒巨人を!」と呼びかけるなど、いつまでも熱い広島の夜となった。

金本選手も、「広島は生まれ育った街なんで、ちょっと雰囲気が違う。(広島のファンは阪神移籍時も)快く送り出してくれて、2003年も優勝してここで大歓声をもらった。感謝しています」と話し、温かい声援に頭を下げていた。