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秋山、千載一遇のチャンスもミスも絡み乱調

期待の若き右腕が、バックのミスにも泣かされてチャンスをモノにする事が出来なかった。

お盆休みで超満員の横浜スタジアム。阪神は4月5日(神宮・対東京ヤクルト)以来の一軍先発となるプロ5年目・秋山。初回一死1塁にヒットの松本を背負い、3番 梶谷に内角カットボールをライトスタンドへ豪快に持って行かれて(10号2ラン)簡単に先取点を許す。

DeNA先発・モスコーソに挑む阪神は3回表 先頭8番 梅野の右二塁打から一死1・3塁として2番 今成の三遊間突破左前適時安打で1点を返すが、鳥谷は投ゴロ併殺に倒れて追い付けない。

するとその裏 DeNAは一死3塁から梶谷が打ち上げた飛球をレフトのマートンが照明を目に入れて見失うラッキーな適時三塁打とブランコの右前適時安打(ポテンヒット)で加点。不運な流れの中でも何とか踏ん張りたい秋山だったが、更に7番 白崎にも左中間2点適時二塁打を浴びてノックアウトとなってしまった。

7月の登板予定が雨で流れて、やっと巡って来た千載一遇のチャンスも2回2/3(53球)8安打2三振無四球6失点と無惨な数字が残った秋山拓巳投手。「テンポが単調で、打者にタイミングを合わされやすいピッチングになってしまった。昨日勝って良い流れで来ているところを任せてもらったのに、このような結果になってしまいチームに申し訳ない」と話して、ガックリ肩を落としていた。

4回表 阪神はゴメス・マートン・伊藤隼のヒットで一死満塁として梅野の中犠飛で1点。だが、代打・新井良の大飛球はレフト下園に好捕されて流れを手繰り寄せるまでには至らない。その後ペースを掴んだモスコーソは7回(88球)まで投げて安打三振四球の2失点と役目を果たし、林-ソトのリリーフ陣へバトンタッチしている。

阪神も3番手・筒井が中盤3イニングを安打無失点で望みを繋いだものの、7回裏4人目・小嶋がセンター伊藤隼の拙守もあって白崎・石川に長打を許し、自らの暴投で更に失点して決定的な2点を失った。

結局 攻守に冴え渡ったDeNAが8対2と快勝して、対阪神戦の連敗を7で止めた。モスコーソは8勝目。秋山に今季初の黒星がついている。守備面では欠点を露呈した伊藤隼太外野手だが、9回に左腕ソトから左前安打を放つなどチーム唯一のマルチヒットで意地を見せた。

「(秋山は)殆どの打者にフルスイングされてしまっていた。左打者を抑えられなかったのは、内角要求の球が甘く入ってしまっていたから。(拙守の外野陣について)マートンは照明に入ってしまったんだろうけど、手(グラブ)だけは出して欲しかった。ハヤタは(7回の長打になった打球を)捕らないといけないね!」。和田 豊監督は完敗だった試合を振り返り、ミスを強く戒めていた。