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休ませたいけど・・

投打に若手・ベテラン勢が上手く噛み合って、阪神が大差をつけて連勝した。
      
チェンジアップが武器の中日先発・若松に対して1番に西岡を起用する阪神は、ロジャースを休ませて久々に糸井・福留で3・4番を組んだ。初回 西岡が歩くが、北條とのヒットエンドランがサード正面のライナー併殺となって先制する事が出来ない。

阪神は変則右腕・青柳が中9日での先発。初回二死から大島に四球を与えた後 4番ゲレーロに右中間へ適時二塁打を浴びて先取点を失う。香田勲男投手コーチは、四球直後  外国人打者に初球を打たれた事が気に入らなかった。だが、その後 青柳は立ち直り、2回から5イニング連続で走者を許さない投球を見せる。

2回表  阪神は中谷・鳥谷の連続四死球で一死1・2塁として7番 大山が真っ直ぐを捉え中前適時安打を放ち同点。梅野も内角直球を打ち上げて左犠飛で勝ち越し点を挙げた。

大山悠輔内野手が先制打を振り返る。「初球ボール球を振ってしまったが、上手く切り替えて打つことが出来た。とにかく走者を返すんだ!という気持ちだったので、打ててよかった」。勝ち越し犠飛の梅野隆太郎捕手は、「もう1点欲しいところだったし、最低限だけど走者を返す事が出来てよかった」と話した。

4回表は一死1塁にヒットの福留を置いて 6番 鳥谷が甘い変化球を右中間へ運ぶ適時二塁打を放って阪神が追加点を奪う。40歳の福留は、またしてもチームの士気を上げる『激走』をみせた。「打ったのはスライダー。しっかりと捉える事が出来た。青柳がいいピッチングをしてくれていた中だったし、追加点が取れてよかった」。絶好調・鳥谷 敬内野手は、この日3安打をマークして今季4度目の猛打賞。通算2000安打まで17本としている。

阪神は5回表 鮮やかな攻撃を見せる。スライダーを狙い左前安打で出塁した西岡が今季初盗塁を決めて、北條の犠打で進んだ一死3塁。3番 糸井はチェンジアップを狙い澄ませてライト線適時二塁打を放つ。更に福留が直球を待ってライトスタンドへの14号2点本塁打を運んだ。若松は5回(98球)まで投げて 7安打 2三振 4四死球 6失点で降板した。降板後、ボール先行の投球を悔やんでいた若松駿太投手だが、その出来が悪かったと言うより各打者の狙いが的確で振りも鋭く、この日に限っては 阪神打線が相手を上回ったという印象が強い。

「打ったのはチェンジアップ。追加点が取れてよかった」。火の出るような凄い打球を放った糸井嘉男外野手だが、コメントはあっさりとしたもの。本塁打の福留孝介外野手も、「糸井がタイムリーを打ってくれて、自分も後ろに繋いで行こうと思っていた。意識していたことはそれだけ」と話した。

真っ直ぐに力があって時々抜けるような青柳の荒れ球に苦しんでいた中日は、7回裏  先頭・大島が右前安打で漸く初回以来の走者を出すが、青柳は4番ゲレーロを遊ゴロ併殺打に打ち取ってピンチの芽を摘んだ。青柳は完投も視野に入れていたが、8回裏一死1・2塁とピンチを招き、石崎のリリーフを仰ぐ。

阪神は8回表2人目・小熊から中谷・鳥谷の連打でチャンスを作り、7番 大山の中前適時安打でダメ押し点を奪う。9回表にも中日・谷元から5番 中谷の右犠飛で更に1点を追加して8対1。最後はベテラン藤川が締めて、阪神が中日に連勝を飾った。阪神は3連勝。

ヒーローインタビューは、4勝目の青柳晃洋投手。「長いイニング(今季最長)を投げる事が出来たので、それは良かったなと思う。完投する気はあったけど、バテてしまった。勝てた事はこれまでと変わらず嬉しいけど、長いイニングで勝てた事は凄く嬉しい」と語った。

「(ロジャース欠場について)疲れもあるだろうし、心も身体もリフレッシュと言う事で。大山も当たってるし(使いたかった)。(5回の攻撃は)ツヨシの足もだいぶ回復してね。走って、送って、長打も有りで(理想的だった)」。金本知憲監督は、噛み合って来た打線に手応えを口にする。

「(北條が犠打を)一発で決めてくれたのが流れを作った。ほぼアレ(福留の本塁打)でウチのペースになったから・・・どうしようか?明日。休ませたいけど。今日も(4回表に鳥谷の長打で)一塁から帰ったからな。コウスケの本音がどこにあるか?わからない。(福留の起用法は)残り試合を計算しながらやって行きたい」。好調な打者が多く打線の組み方が難しくなったが、「今までなかった嬉しい悩み。みんな使いたい」と笑顔で答えていた。