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投打に大車輪も!西勇、無念。

エース右腕の投打に渡る活躍で試合を優位に進めた阪神だが、終盤逆転を許し惜しくも開幕戦白星を逃した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で史上最も遅く迎えたペナントレース。両監督の厳粛な誓いの言葉で幕を開けた伝統の一戦は、菅野・西 勇のエース対決で火蓋を切った。阪神は糸井・近本の1・2番。マルテ・ボーア・福留のクリーンアップから糸原・木浪・梅野と続く強力打線で挑む。

菅野は初球いきなり152km/h内角速球で糸井からファールを奪うと変化球も駆使してカーブで空振り三振。近本・二飛、マルテも変化球で見逃し三振に斬る好発進だ。一方、移籍2年目で猛虎では初の開幕投手となった西勇も、先頭・吉川尚には四球を与えるが、坂本・丸を2者連続見逃し三振。岡本を二飛に打ち取り、上々な立ち上がりを見せる。

先取点は、非常に意外なカタチで入った。3回表 阪神は二死から9番 西勇が、菅野の初球真っ直ぐを強振すると打球は左翼ポール際へ!会心のプロ初本塁打で鮮やかに先制する。そこまで完璧に抑えられていた阪神だが、投手・西の思い切りで貴重な得点を挙げてみせた。

4回表に阪神はマルテ・福留の安打で二死1・2塁とするも無得点。その裏二死から岡本・四球と亀井の右二塁打で2・3塁とした巨人は、6番 中島の遊撃適時内野安打で同点とする。更に二死満塁と勝ち越し機が訪れるも、ここは西が8番 小林を遊ゴロに仕留めて踏ん張った。

追いつかれた阪神だが、直後の5回表 一死から梅野が右越え二塁打でチャンスを作ると、先制アーチの西が、今度は菅野のスライダーを捉えて左中間へ文句なしの適時二塁打。阪神が2対1と再び勝ち越した。またしても西に打たれた菅野だが、その他は要所を締めて7回(107球)まで投げ、6安打8三振 無四球2失点と、しっかりとゲームを作って味方の反撃を待つ。

西は6回まで97球。まだ余力もありそうだったが、阪神ベンチはプルペン陣を投入する。2人目・岩崎が登板した7回裏。代打攻勢の巨人は、ヒットで出塁した石川を湯浅が送った一死2塁から1番 吉川尚が内角速球を巧く腕を畳んで引っ張ると、打球は無人のライトスタンドへ飛び込む1号逆転2ランとなった。コンディション不良で調整が遅れていた岩崎だが、何とか開幕に間に合わせて、いきなり難しい場面での登場。この日は29歳のバースデーだったが、あまりにも苦い被弾となってしまった。

リードした巨人は、8回をサウスポー中川が抑えて、最後は守護神デラロサで逃げ切りを計る。9回表先頭マルテがこの日3安打目の左前安打で出塁すると、阪神ベンチは代走・植田を送って勝負に出たが4番ボーアは三ゴロ併殺打に倒れる。続く福留も見逃し三振に終わり、3対2と巨人が鮮やかな逆転勝ちを決めた。巨人は、記念の球団創設6000勝を開幕戦・しかも伝統の一戦で飾っている。

敗れた阪神は継投策が裏目となったが、これも野球。西は6回(97球)4安打5三振3四球1失点。打ってもプロ初本塁打を含む2安打2打点と、勝てば間違いなくヒーローだったが、「チームが負けてしまっては、何も言う事が出来ない」と話して、悔しさを押し殺した。

8回裏3人目で1回(14球)1安打無失点。来日初登板を終えたジョン・エドワーズ投手は「少ない球数だったし、負けたけど、チームの為に投げる事が出来て良かった。また、明日から良い投球が出来るように頑張るよ」と話している。

矢野燿大監督は、悔しさを露わに振り返る。「(西は)いや、凄かったねー!(交代は)西が飛ばしてる、疲れてるって言う判断の中で、俺が下した決断なので。まぁ、俺の責任ってとこが、勝負分けたってとこだけで、みんなやり切ってくれたと思うし。開幕としては悔しい結果になったけど、自分達の野球をするという気持ちと姿勢は見せてくれたので。だからこそ悔しいけど」。

巨人投手陣の前に一歩及ばなかった井上一樹打撃コーチは、冷静だった。「(菅野はスピード・変化球共に昨季以上というのは)ベンチからも感じるし、実際に対戦した選手達も感じていると思う。これからも対戦が何度もあるので、打ち崩す為の方策をまた考えて行く。それでも、ウチの選手達も三振は多かったけど、食らいついて行く姿勢は見えたし、紙一重の部分もあったので、明るい材料は十分にあった試合だった」。

黒星スタートだって、全く気にする事はない。そう、シーズンは始まったばかりである。