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2016年 2016年
綱島理友のユニフォーム物語
ビジター
(左)福留孝介(右)能見篤史
(左)福留孝介
(右)能見篤史

 2016年、12年に現役を引退し野球解説者として活動していた金本知憲氏が監督に就任。

 タイガースは前年に採用した縦縞のビジター用ユニホームを1年で廃止。キャンプイン直前に、それに代わる新ユニフォームを発表した。デザインのモチーフとなったのは01年から06年にかけて使用していた上下グレーのユニフォーム。これは金本新監督が03年にFA移籍してきたときに、阪神タイガースの選手として袖を通したユニフォームでもあった。チームはこのユニフォームで、03年と05年に2度のリーグ優勝を飾っており、21世紀初頭の「強いタイガース」を象徴するスタイルだった。当時の胸マークは「HANSHIN」の頭文字のHと最後のNの文字が大きく左右に膨らむ、ピッツバーグ・パイレーツやサンディエゴ・パドレスなどが採用していたメジャーリーグ風のデザインだったが、新ユニフォームの胸マークには1961年から使用してきた従来の「HANSHIN」ロゴが使われていた。

 そして「シャープさ」と「力強さ」を表現するというコンセプトのもと、肩口・袖にかけて黒の色違いラグランスリーブを採用。見た印象は、参考にしたとされていた01年から06年にかけて使用の上下グレーのユニフォームとは、ずいぶんと雰囲気の違うデザインになっていた。ラグランの色違い袖は、07年のコシノヒロコ氏デザインの交流戦用ユニフォームで使われたことがあったが、レギュラー・ユニフォームとしては初の採用だった。

 ホーム用は2015年に採用されたスタイルをそのまま継続。2016年からは袖章だけが変更され、アニバーサリーマークでなく従来の虎のマークが装着されている。

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