9/21(金)~9/23(日)は阪神甲子園球場でドラゴンズ戦が行われます。苦戦続きのこのカードですが、前回は敵地ナゴヤドームで2勝1敗と勝ち越しに成功!ドラゴンズとはこれがシーズン最後の3連戦となるだけに、ここも勝ち越しを決めたいところです!気になるドラゴンズ戦のみどころを注目データとともにお届けします!
ドラゴンズとの前回カードは、ナゴヤドームでの3連戦。敵地で今季初勝利を挙げ、2勝1敗と勝ち越した。
第1戦は、先発・スタンリッジが8回1失点と好投したものの、打線にあと1本が出ず、悔しい敗戦となった。
第2戦は両軍無得点で迎えた9回表、藤井彰のスクイズで試合の均衡を破る。投げては、先発・能見が8回無失点のナイスピッチング。最終回は藤川が3人で締め、前夜の借りを返した。
第3戦は、1回表にマートンの適時打で幸先良く先制。その後も新井良の2本の適時打、ブラゼルのソロなどで効果的に得点を重ねた。投げては、プロ初登板初先発の岩本が6回無失点と好投。後を受けた4人の救援陣も無失点に抑え、2試合連続でドラゴンズ打線を零封。4年ぶりにナゴヤドームで連勝を飾った。
ここまでの対戦内訳は6勝13敗1分と負け越してはいるものの、“鬼門”ナゴヤドームで力を見せつけたタイガースに苦手意識は毛頭ない。舞台を甲子園へと移してさらなる猛虎の力を知らしめる。
前回カードでは、3試合を1失点に抑えるなど投手陣の活躍が光った。ならば今カードは打撃陣の力で、さらにドラゴンズを黙らせたい。
その中でカギを握るのが、8月から4番に座る新井良のバットだ。今季途中からレギュラーの座をつかむと、豪快なバッティングで猛虎打線の中軸を担う存在へと大ブレーク。兄・貴浩に負けじと、才能を爆発させている。
そんな男の真骨頂は内角のボールをさばく技術にある。今季の内角打率は4割と両リーグの打者と比較しても、頭一つ抜けた数字をたたき出している。厳しい内角攻めを苦にせず、いとも簡単にはじき返す新井良の姿は、まさに主軸と呼ぶにふさわしい。
日に日に増す期待にも「毎日必死に頑張るだけ」と、がむしゃらに走り続ける虎の4番・新井良。重ねて、今カードは古巣・ドラゴンズとの一戦。自身の活躍で竜を討ち倒した時、大きく成長した証となるはずだ。
※文章中のデータは2012年9月11日終了時点
順位 | 打者名 | チーム | 打数 | 安打 | 打率 |
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1 | 新井 良太 | 阪神 | 55 | 22 | .400 |
2 | 石川 雄洋 | DeNA | 74 | 28 | .378 |
3 | 秋山 翔吾 | 西武 | 71 | 24 | .3380 |
4 | 田中 浩康 | ヤクルト | 116 | 38 | .3276 |
5 | 中村 紀洋 | DeNA | 93 | 30 | .323 |
※データはすべて2012年9月11日終了時点
※内角で50打数以上の選手を対象