読売ジャイアンツ
9.18（SUN）19（MON）20（TUE）
阪神甲子園球場
17日のDeNA戦に敗れ、4年ぶりのBクラスが決まった金本阪神。CS進出の可能性は完全消滅したが、残り7試合は若手選手にとっては来季へのアピールの場でもある。金本監督も「攻撃においても守りにおいても見られているわけだから。すべて。『来年どのくらい(期待できるか)』と言うのは」と奮起を促した。
18日の試合が雨天中止になり19日から仕切り直しとなる「伝統の一戦」。ここまでは6勝15敗で、本拠地、甲子園では0勝9敗1分。甲子園でのG戦9連敗は球団ワースト記録だがこれ以上、聖地で宿敵に負けるわけにはいかない。意地を見せたいところだ。
一方の巨人は2年連続でV逸。逆転日本一へ向け、CSを見据えての戦いとなっている。高橋監督は「緊張感を切らさないように。調子が悪い人は上げないといけないし、いい人は維持させないといけない」と、次の目標に向けて、一切手を抜くつもりはない。
阪神は、とにかく1つ勝って流れを変えたい。初戦にスライドで先発する岩貞がカギを握る。不振のチームにあって岩貞は9月に入って2戦2勝。春先の球の勢いが戻ってきた。さらに巨人戦は5月27日に東京ドームでプロ初完封をマークするなど2試合で1勝0敗、防御率0.56と相性もいい。「アウトを1つでも多く取ることに集中したい。慎重かつ大胆に、見極めながらやっていきたい」と気合をみなぎらせた。
一方の打線は、巨人の苦手投手をいかに攻略出来るかがポイントになる。初戦の先発・高木は今季、不振で一時は中継ぎに配置転換。5勝8敗、防御率4.01と黒星が先行している。だが阪神戦に限れば今季、4試合で2勝1敗、防御率2.22の天敵右腕。高木に対しては鳥谷が7打数3安打(打率4割2分9厘)1本塁打、福留が10打数3安打(打率3割)と相性が良く、得点圏に走者を置いて左の主力2人に打席を回したいところだ。
雨天中止となった18日に先発予定だったマイコラスは20日の2戦目に先発することが濃厚だ。今季、阪神戦は1試合のみで勝敗はついていないが、7月16日に甲子園で7回1失点と好投した。さらに昨季も5試合で3勝0敗、防御率1.50。昨年から、どの打者も軒並み抑え込まれている。だが、最近は、マウンドでイライラしやすい傾向があり、とにかく走者を出してプレッシャーをかけたい。
