東京ヤクルトスワローズ
3.29(FRI)30(SAT)31(SUN)
京セラドーム大阪
いよいよ開幕 矢野監督 フレッシュ布陣で初陣を飾れるか
最下位からの巻き返しを期し、タイガースの2019年が幕を開ける。京セラDに昨季セ・リーグ2位のヤクルトを迎える3連戦。開幕1軍入りを果たした選手たちは、リラックスムードで前日練習をこなした。
「すごく楽しみです。僕自身が思いきり楽しみたい」と声を弾ませたのは矢野監督だ。金本前監督からバトンを受け、常に前向きな言葉で若手の成長を促してきた。原口やマルテと野手の離脱こそあったが「ケガ人も少なかったと思うし、やるべきことはここまでしっかりやれたと思います」と強調。すでに公表している開幕スタメンで、注目は木浪、近本の新人コンビだ。
1、2番を組むことになる2人はそれぞでドラフト3位、1位で入団したばかり。キャンプ、オープン戦とアピールを続け、自力でレギュラーを勝ち取った。矢野監督は「ルーキーがスタメンに入ってくるというのは、いい意味で想定外だった。失敗を怖がらないような積極的な姿勢。そういうものはほしい」と発信。クリーンアップは糸井、大山、福留が座るだけに、フレッシュな力にかかる期待は大きい。
開幕投手は5年連続6度目のメッセンジャー。日米通算100勝へ王手をかけての大役となる。この日は軽めの調整で仕上がりを確認。「とにかくシーズンが楽しみで仕方ない」と矢野監督に呼応するように笑みを浮かべた。リリーフ陣では抑えをドリスが務めることが決まり、藤川、新外国人のジョンソン、能見、桑原と勝ちパターンの継投は豊富。ヤクルトの開幕投手は小川だが、ロースコアの展開なら勝機は十分だ。
「ファンのみなさんの大きな期待を感じている。日本一になって大阪、神戸でパレードをやりたいと思います」。05年を最後に遠ざかっている優勝。矢野監督は有言実行を誓い、力いっぱいにタクトを振る。