中日ドラゴンズ
7.15(FRI)16(SAT)17(SUN)
阪神甲子園球場
12日から始まった9連戦。2カード目は今季甲子園で5連勝中と負けなしの中日を迎える。もちろん、注目は2年連続2ケタ勝利に王手をかけた虎のエース・青柳晃洋投手だ。
前回8日のヤクルト戦(神宮)は9回無失点で今季2度目の完封勝利。防御率1.36とリーグトップを維持した。さらに、4完投、2完封、勝率9割に巨人・戸郷と並び、ハーラートップの9勝でリーグ5冠。打たして取るのが右腕の持ち味だが、三振数もリーグ2位の86個と無双状態に突入している(記録は全て14日の試合前時点)。5月14日のDeNA戦(横浜)で4勝目を挙げてから6連勝中。「僕的にはここまで順調にきていますし、何よりも僕の試合で打ってくれたりとか、チームが勝っているのが一番うれしい」と笑みを浮かべた。
今季、中日戦は3試合に登板し、防御率は2.38と抑えているが、0勝1敗。唯一、黒星を喫した相手だ。右腕は「僕自身、勝てていないので、なんとかチームが勝てるように頑張りたい」と気を引き締めた。その中でも、今季6打数4安打と打ち込まれている大島を警戒。「中日は嫌らしいバッターが多い。その中心は大島さんだと思う。なんとか抑えられるように。ミート力のある大島さんに対してどう攻めるかがポイントになる」と分析した。
球宴(7月26・27日)前に10勝をマークすれば球団日本人選手では2003年・井川慶以来、19年ぶりとなる。それでも、青柳は「もちろん全試合で勝ちたいですし、あくまで10は通過点だと思う。勝てたら大きいですけど。あくまで目標は15勝と掲げている」と胸を張った。今シーズン、いまだ未勝利の中日から白星を挙げ、レジェンドに肩を並べられるか。