オリックス・バファローズ
6.6(FRI)7(SAT)8(SUN)
阪神甲子園球場
本拠地での交流戦最初のカード。8日ぶりに甲子園へ戻り、関西ダービーに挑む。初戦の先発は村上。リーグ単独トップ7勝を挙げている右腕が先陣だ。「昨年と同じ7勝目になった。ここからはどんどん伸ばしていきたい」と意気込む。交流戦は通算1勝4敗で防御率3.18と決して相性のいい舞台ではないが、今年の村上はひと味もふた味も違う。「ストレートがいい。だから抑えられているんだと思う」。磨いてきた直球を軸にした投球は、パの強打者相手にも通用するはずだ。2戦目は大竹が先発見込み。今季は下肢の張りで開幕ローテを逃したが、5月1日の中日戦(バンテリンD)で今季初登板。すでに2勝1敗、防御率2.92と安定感のある投球を見せている。「勝とうが負けようが気持ちの浮き沈みがないように。それが一番」。かつて所属したパ・リーグ相手にも平常心で腕を振る。3戦目は伊原の見込み。ルーキーながらすでに4勝を挙げる左腕。頼もしいドラフト1位が、交流戦デビューだ。「本当に毎日試行錯誤しながらやっている。ここまでは本当に一瞬だった。特別スタイルを変えることなく、とにかくいつも通り」。掴んだ自信を胸に、セ界を飛び出す。
対するオリックスは12球団トップのチーム打率2割6分3厘と破壊力抜群だ。首位打者・太田は負傷離脱しているが、リーグ3位・打率2割9分3厘の杉本、同5位・打率2割8分7厘の西川らを筆頭に強力な打線だ。開幕一軍を逃した森も上昇傾向で、前日4日・広島(京セラD)では猛打賞だ。
ただ、阪神打線も破壊力は負けてない。佐藤輝は前日日本ハム戦(エスコンF)で2本塁打を放った。大山も2試合連続本塁打中と好調をキープする。近本は5日時点で節目の1000本安打まで残り4本。「一つ一つ積み重ねていきたい」と力を込める。
この日から石黒、岡留も合流。戦力を入れ替えながら、一戦一戦白星を積み重ねていく。
報知新聞社/直川 響