横浜DeNAベイスターズ戦
10.15(WED)16(THU)17(FRI)
18(SAT)19(SUN)20(MON)
阪神甲子園球場
阪神の勝負のポストシーズンが始まる。対戦相手はシーズン2位のDeNA。勢い十分のハマ軍団だが、藤川球児監督は動じない。
「相手は全く関係ないです。自分たちが15日から始まるそれに立ち向かうということですから。自分たちが自分たちの本拠地で自分たちの野球をするんで」
そう言えるだけの準備をした。9月7日のリーグ優勝決定後は、短期決戦を見据えた「ミスター・オクトーバー」探しに着手。若手を積極的に一軍で起用するなど、「勢いをつける選手」を求めてきた。みやざきフェニックス・リーグでも10月6日の開幕から、自ら異例の指揮。高卒5年目の髙寺らが切磋琢磨する姿、先発やリリーフの調整登板を間近で見つめ、納得の仕上がりを感じとった。
佐藤輝をはじめとする、打線の主力はファーム施設のSGLで残留練習で万全の調整。10日に実施したシート打撃では、佐藤輝がCSでの復帰登板を目指すデュプランティエから特大の一発を放った。「いい速球にいい反応ができた。いい準備をして、しっかりプレーする」と意気込んだ。岡留からアーチを描いた大山も「実際に投手のボールを見られたのが一番良かった」と手応えをにじませた。
最強先発陣の開幕投手はシーズン同様、村上に託す。今季は最多勝、最多奪三振、最高勝率の3冠を獲得。「投げるところで良い結果を出せるように」。2戦目は2本柱の才木の見込みだ。8日のフェニックス・リーグの西武戦で6回無安打無失点の快投。「やりたいことはできた」と納得顔だった。3戦目は髙橋が有力視され、4戦目以降はデュプランティエらが控える。ハマ打線は4番・筒香が好調で強力打線が爆発中だけに、自慢の先発陣の奮闘は不可欠になる。
また、相手先発は初戦に東が起用される見通しだ。村上と並んで最多勝をつかんだ難敵左腕だが、森下が今季の対戦打率5割。「嫌なイメージは少なく試合に入れる」と鼻息を荒くした。
「タイガースのファンが盛り上げてくれれば。一緒に戦っていますから。選手たちを後押ししてほしいなと。選手は準備、万全な状態ですから」と指揮官。2年ぶりの日本一へ、臨戦態勢は整った。
報知新聞社/小松 真也