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GW9連戦は黒星スタートに…

エース能見が、まさかの一人相撲で9連戦の初戦を落とした。

立ち上がり、金本のライト前タイムリーヒットで巨人杉内から1点を先取した阪神だが、先発能見の乱調でアドバンテージを生かせない。1回裏一死満塁から暴投で同点。さらに高橋のピッチャーゴロが足に当たり、処理を焦って1塁へ悪送球する間に勝ち越しの2点を許し、あっさり巨人に逆転された。

3回にも高橋のライト線2点タイムリーヒットなど二死から連打を浴びた能見は、「中継ぎ陣に負担をかけてしまい、申し訳ない」と言い残し、今季最短3回6安打5失点(自責点3)で降板した。

リリーフした鄭も長野のホームラン等で追加点を許し、結果は7対2と完敗。「杉内は前回ほどの出来ではなかったが、(大量点で)楽にしてしまった。初回は防げる3点だっただけにもったいない試合」と和田監督が振り返った。

GW9連戦黒星スタートの中で、ブラゼルの不調から5番で起用された44歳金本が、自らのリーグ最年長記録を更新する今季初の猛打賞。「スイングと結果が伴うようになった!」と、指揮官も頼もしげに話している。