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5年ぶりとなる6連勝!交流戦へ!

阪神が終盤足を絡めた鮮やかな逆転劇で5年ぶり6連勝!貯金も今季最多の9と伸ばし、交流戦前の全日程を終えた。

東京ヤクルト先発・八木に対して阪神は初回、好調西岡の左二塁打と2四球で無死満塁のビッグチャンスを迎えたが、マートンの痛烈な当たりがセカンド正面を突くライナーで併殺となり、先取点を奪えない。

阪神はエース能見が、今季初めて中5日で先発。悪くない滑り出しだったが、3回裏7・8番(田中雅・川島)の連打などで一死2・3塁とされ、1番比屋根の左犧飛でヤクルトに先制を許した。

その後、調子を取り戻した八木に猛虎打線が手を焼く。4回一死1・3塁では、藤井彰の中飛でマートンが激しく本塁を狙うもタグ(タッチ)アウト。体当りされた捕手・田中雅が(5回表に)負傷交代してヤクルト側からラフプレーの指摘を受けるが、絶好機を逃した阪神には重苦しい空気が漂う。132球を投げ7安打を許しながらも、八木は要所を締める7回無失点の好投だった。

それでも、能見は6回、7回とヤクルトを3者凡退に抑えて味方の反撃を辛抱強く待った。ヤクルトが2人目の松岡を送り、逃げ切りに入った8回表。鳥谷が中前安打で出塁すると、すかさず盗塁を決めた無死2塁フルカウントからマートンは右前適時打を放ち、ようやく同点に追い付く。阪神ベンチは代走に韋駄天・田上を起用して勝負に出た。

新井良の初球に田上が走って、盗塁成功。
中村の悪送球も誘って田上が3塁まで進むが、新井良は3球三振に倒れる。その直後、『恐怖の6番』新井貴が内角球を強振!レフトスタンドへ6号勝ち越し2ランを打ち込み、阪神が3対1とついにリードを奪った。

ヤクルトも諦めない。その裏、先頭代打・水田が左へプロ通算2本目となるソロ本塁打を放ち1点差とすると、一死後田中浩が左二塁打で続き、能見をマウンドから引きずり下ろした。リリーフ安藤は、その後のピンチをライト俊介の好捕にも助けられ辛うじて切り抜ける。

冷や汗の阪神だったが、9回にはロマンを攻め、敵失絡みで一死満塁の好機に代打の神様・桧山が前進守備のセカンド後方へ落とす渋いタイムリーヒット!…代打通算100打点となる貴重な一打で4対2と突き放し、最後は久保が久々にピシャリと抑えた。 7回1/3(107球)8安打2失点の能見は粘りの投球が実り、今季3勝目。久保に6つ目のセーブがついた会心の勝利で、阪神は東京ドームに続き松山でも3タテを完成させた。

猛打賞&決勝アーチの新井貴浩内野手が胸を張る。「打った瞬間はどうかな?と思ったけど…シュート系のボールにうまく反応出来た。能見も頑張っていたので何とかしたかった!」。 

2008年以来の6連勝!と最高の状態で交流戦を迎える阪神だが、「エース能見がよく投げてくれた。(逆転した8回は)鳥谷と田上の盗塁が大きい。チームの勢いはもう間違いない!」と、和田 豊監督も就任後初の快進撃に確かな手応えを口にしている。