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残塁11…決定打を欠きサヨナラ負け

チャンスにあと一押しが出来ない阪神が、適時打なし・残塁11の拙攻で白星を取り逃がした。

中日先発・カブレラに対して初回2四球による二死1・2塁を生かせなかった阪神は3回表、一死から西岡・俊介の連打で1・3塁としてカブレラの暴投を誘い先制する。しかし、1・2打席共マートンは内野ゴロ、鳥谷が歩かされて、新井貴が外角直球で連続三振…とクリンナップが序盤同じようなパターンで抑えられてしまった。

阪神先発・藤浪も真っ直ぐが走り序盤は無失点で立ち上がったが、4回裏一死2塁に走者を背負い4番和田に甘く入った直球をバックスクリーン左へ運ばれる18号2ランを浴びて逆転を許す。 

6回表二死満塁で藤浪に打順が回ると、和田監督は代打・日高で勝負に出る。日高はカブレラの速球を捉えるが右中間の打球はライト平田の好捕されて阪神は絶好機を逃した。

5回(67球)3安打2失点。5三振無四球と内容も悪くなかった藤浪晋太郎投手だが、「調子自体はよかっただけに、和田さんへの一球が悔やまれる」と肩を落とす。

6回はボイヤーが抑えた阪神リリーフ陣だが、7回裏 安藤が先頭平田の右中間二塁打から一死3塁とされると加藤にスイッチ。中日は、この後一死2・3塁から堂上直の遊ゴロに好スタートを切った走者・平田が前進守備を掻い潜って生還。3対1とした。

苦しい展開となった阪神だが、8回表好投のカブレラから代わった中日 武藤を攻める。鳥谷・新井貴の連打でチャンスを作ると6番福留が3塁前に絶妙のバントヒットで無死満塁。浮き足立った武藤が坂と代打・桧山に連続押し出し四球を与えて、3対3となった。
たまらず中日は田島を投入する。ここで日高は三振、西岡・俊介も打ち取られて、あと一押しが出来ない阪神の課題は一向に解消されない。

追い付いた阪神は、8回から久保田が登板する。9回裏 大島の二塁打などで無死満塁と絶体絶命の場面で、久保田は松井雅にフルカウントから痛恨の押し出し四球…4対3で中日にサヨナラ負けを喫した。

7安打8四死球で走者は多く出しながら残塁11の拙攻で敗れた阪神・和田 豊監督は、「8回の(勝ち越し機を逸した)アソコが全て。こういう事を繰り返してるから、チームが乗り切れない。(福留のバントは)勝つことに貢献したい気持ちの表れだろう。結果的に最高のバントになった」と話した。

6回に代打を送った藤浪については、「あの場面でなければ、まだ投げさせていた。和田への一球だけだね。状態としては良くなったな!」と評価。CSへ向けての収穫も確かにあった一戦だった。