試合情報

一軍試合速報

TOP > 試合情報 > 一軍試合速報

FlashPlayerのバージョンが低いか、インストールされていません。

  • 最新のスコア
  • テーブルスコア
  • 試合経過
  • ベンチ入り選手
  • 選手コメント
  • 戦評
  • 熱狂メーター

原口が決めた!みんなでつないだサヨナラ!!

試合後のヒーローインタビュー。原口は興奮を抑えられなかった。それもそのはず。高校時代も、ファームでもサヨナラ勝ちの主役になったことはないと言うのだから。
 
2対2の同点で迎えた9回裏の攻撃。一死からゴメスがヒットで出塁すると、ヘイグは死球、山もしぶとく一、二塁間を破り、満塁のチャンスを作った。ここで打席に入ったのが原口だ。
 
「絶対に回ってくると思って準備していた」原口は、初球をファウルしたあと、3球ボール球を見極めて、続く直球をセンターへはじき返した。ぐんぐん伸びた打球は中堅手・大島の頭上を越えた。
 
「ファーストストライクを振って、ボール球をしっかり見送れたことで、あのカウントを作れた。(3ボール1ストライクでも)打って決めるという気持ちでした」
 
金本監督は「オレだったら見逃していた。気が弱いからフォアボール狙いだった」と笑わせたが、原口は「打つ気満々だった」と言うから頼もしい。
 
「でも、頭を整理して冷静に行けました。一番じゃないかというくらいのプレッシャーが掛かったけど、バットを思い通り出せました」
 
この思い切りのよさと冷静さが原口の持ち味だ。
 
守っては制球の定まらない先発・藤浪を6回まで懸命にリードし、7回はきのうも好投した石崎、8回はプロ初登板の田面、最後はきのうに続いて9回を任された藤川と組んで、中日に2回以降、得点を許さなかった。
 
投手陣が踏ん張っている間に、打線は6回、二塁打の板山を鳥谷が右前適時打でかえし、その鳥谷を福留がセンターオーバーの適時二塁打でホームへ迎え入れて、同点に追い付いた。
 
「つないでいこうという気持ちだけでした」と鳥谷。福留も「どんどん行こうと、それだけです」と試合後は多くを語らなかったが、監督は2人の打点を喜んだ。
 
「トリと孝介、レギュラー陣のタイムリーで点を取ってくれた。若手ばかり目立つけど、まだいるというのを見せてくれた」
 
投打とも、ベテランと若手がうまくかみ合っての勝利。マテオが登板を回避し、ドリスは登録抹消とブルペンに不安を抱える中、大きな2連勝となった。