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ソラーテがド派手な甲子園デビュー
メジャーで5年連続2桁本塁打を放った新助っ人、ソラーテが甲子園初見参。2番・ショートでスタメン出場すると第1打席で安打を放った。この一打をきっかけに作った満塁のチャンスは逃したが、1点を追う2回は2死3塁から近本の適時内野安打で試合を振り出しに戻した。
5回の守備では右中間への大飛球をセンター・近本がランニングキャッチ。バックの好守にも助けられた先発のガルシアは毎回ピンチを招きながら粘りのピッチングで5回を2失点にまとめた。
その裏には安打で出塁した近本を1塁に置いてソラーテが逆転の2点本塁打を左中間スタンドに叩き込む。
「いい流れを持って来たい場面で打つことができて良かったよ」
これが球団通算8000号のメモリアルアーチ。節目の本塁打となったことについては「新たな球団の歴史に名前を残すことができて嬉しいね」と笑顔を見せた。
6回に2点を失い逆転を許すがその裏に打線がつながった。無死1塁から糸原が右中間を破ると1走・マルテは止まらない。藤本コーチのストップの指示を振り切り本塁突入。長駆生還を果たし同点のホームに滑り込んだ。さらに1死1、2塁から糸原がセンター前に勝ち越し適時打。すぐさま試合をひっくり返した。
リードして終盤を迎えれば鉄壁のリリーフ陣で逃げ切るだけ。しかし8回に失策絡みでジョンソンが2点を失い、ビハインドを背負ってしまう。追い詰められたが9回、先頭の近本が安打で出塁するとソラーテがレフトポール直撃の2点本塁打を放つ。逆転サヨナラアーチという劇的な幕切れに甲子園の熱気は最高潮。4時間超えの試合となったが最後まで声援を送ってくれたファンに対しヒーローは
「嬉しい気持ちでいっぱい。受け入れられて嬉しい。自分のキャリアで1番のファン。ファンのために100%、200%、300%で戦っていきたい」
と力強く宣言した。夏場は投手陣の疲労がたまる時期であり打ち勝つことが重要となる。一発のあるスラッガーを2番に据える猛虎打線、夏はトラの季節だ。
