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青柳が好投するも打線が援護できず

登板日に雨が降ることの多い青柳、雨男ぶりはおなじみとなり「雨柳さん」フェイスタオルが7月に発売された。そして、この日は新アイテムの「晴柳さん」フェイスタオルか登場。新アイテムのご利益か天候は晴れ、先発・青柳のピッチングも冴え渡った。

立ち上がりは三者凡退。得点圏に走者を置いた2回、3回も落ち着いて後続を断つ。打線の援護を待ちながら好投を続け、無死1、3塁のピンチを作った6回も最少失点で切り抜けた。その裏の攻撃が9番からだったため代打を送られ降板となったが、奪った18個のアウトの内ゴロアウトは実に12個。持ち味を存分に発揮し試合を作った。

「ここ2試合は良いピッチングができていなかったので、今日は初回から全力で投げました。立ち上がりは良かったのですが、6回は四球を出してからの失点だったので、もったいなかったですし反省すべき投球になってしまいました」

好投の青柳に代打を送った6回裏、何としても得点したいイニングで荒木が安打を放ち先頭打者を出塁させる。しかし近本はフルカウントから空振り三振に倒れ、荒木は盗塁失敗とチャンスを広げられない。

7回には2番手のエドワーズが安打と四球で走者をためると痛恨の被弾。リードを4点に広げられてしまう。その裏に先頭の糸井が安打で出塁するものの続くサンズの放った強い打球は不運にも野手の正面に飛んでしまい併殺打になってしまう。8回は原口、福留、陽川と3連続代打を繰り出したが無得点。走者を2人出した9回に意地を見せたいところだったが最後までホームが遠かった。

3連勝を逃した矢野監督は「ボールも良かったですし(捕手の)坂本とコンビネーション取りながらしっかりした投球をしてくれた」と青柳の好投を称えつつ「一戦必勝でずっとやってますし、良い形で戻ってこれるよう戦っていきます」と神宮で戦う次カードのヤクルト戦へ気持ちを切り替えていた。