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止まらぬ10連勝でセ界の貯金を独占
雨の影響で30分試合開始が遅れた。イレギュラーな事態も雨男の大竹にとっては慣れたもの。そして広島キラーぶりもいつも通り。佐藤輝の打棒もいつも通り。序盤から優位に試合を進めた。
大竹は立ち上がりを三者凡退。すると打線もすぐに援護点を送った。2回に佐藤輝が弾丸ライナーをライトスタンドに突き刺した。
「一発で良いバッティングが出来たと思います。毎日の準備がしっかり出来ている、それが全てだと思います」
今季22号で先制すると直後に同点とされるもすぐに突き放す。3回、安打で出塁した近本が22個目の盗塁を成功させるなどチャンスメイク。1死満塁から佐藤輝の併殺崩れの間に2-1と勝ち越しに成功した。
援護点をもらった大竹は中盤にかけて安定感を増す。打たせて取る投球で広島打線を封じ込めた。1点リードの6回、先頭打者に安打を浴び初めて無死の走者を背負ったが盗塁を試みた走者を坂本が刺す。2死後に連打を浴びたところでリリーフを仰いだが先発の役割は果たした。
「カウント不利にならない事を意識して投げました。ランナーは出してしまいましたが勝ち越されることなく最小失点で粘れたとこはよかったと思います。ただイニング途中で交代となってしまい悔しいです」
2番手としてマウンドに上がった湯浅も最高の仕事を果たした。2死1、2塁の一打同点のピンチで縦スラを決め球に空振り三振。大きな山場を切り抜けた。
7回には近本の安打と中野の送りバントで1死2塁とし森下が適時3塁打を放つ。両チームにとって大きな意味を持つ次の1点を奪いリードを2点に広げた。
8回は石井が無死2塁のピンチでもホームを踏ませない。セカンド・中野の好守備と2つの三振で適時打を許さなかった。9回は岩崎が締めてついに10連勝を達成。打って良し、走って良し、守って良し、投げて良しと全ての面でアドバンテージを稼ぎセリーグで貯金を持つ唯一のチームとなった。オールスター前に優勝ラインとなる貯金20も現実的な目標だ。