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石井が40試合連続無失点の新記録
先頭打者に安打を浴びてもピンチを背負っても、むしろその方が才木の投球の圧が増した。今季の巨人戦は3試合に登板して19回無失点。伝統の一戦で最高のパフォーマンスを発揮している。両チーム無得点の3回、無死1塁の場面では2ストライクから低めいっぱいのストレートに打者は手が出ない。中軸を迎えても岡本、キャベッジを連続三振に打ち取った。
この力投に打線も応えた。4回、森下の四球と大山の安打で2死1、3塁とする。このチャンスに高寺がライト前に適時打を放つ。相手の失策が重なると1走の大山も生還。2点の先制に成功した。
「大事なところで1本打てて良かったと思います。思い込まれていたのでなんとか食らいついていこうと思って打ちました。1打席1打席を大切にと思ってやってます」
前日にはレフトのポジションを争う中川がプロ初の猛打賞。若手の競争がチームを勢いづけた。2死3塁からは坂本もライト前への適時打で続く。貴重な追加点を叩き出した。
「(高寺)望夢が3塁まで行ってくれたので、なんとかもう1点と思っていましたし、展開的にも3点目が入ったのは大きいと思います」
3点の援護点をもらった才木は5回に被弾するものの後続を抑え5回1失点でマウンドをリリーフ陣に譲った。
「対戦回数も多い相手でもう少し工夫が必要でした。毎回のようにランナーを出して守備からリズムがつくれませんでしたが、粘りの投球というのできたと思います」
3-1と2点リードの6回はドリス、7回は及川とつないで無失点。8回は石井がマウンドへ。1死から安打を浴び、次打者に対して3ボールとカウントを悪くしてしまうがリリーフエースは後続を断つ。40試合連続無失点のプロ野球新記録を樹立した。
9回は岩崎が無死1、2塁と同点の走者を背負ったがそこから3人斬り。逃げ切りに成功し最強リリーバーのメモリアルゲームを白星で飾った。
伝統の一戦で勝ち越し、もう首位独走は止められない。Xデーまで一気に突っ走る。