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大山のグランドスラムで優勝へ一直線
唯一の懸念事項は天候のみだった。日本列島を襲った台風15号の影響で新幹線が止まっても猛虎打線は止められない。マジック4で戻ってきた甲子園で初回から大爆発だ。
先発の大竹が立ち上がりに1点の先制を許したもののすぐにビッグイニングを作った。まずは無死2、3塁から森下の適時打で同点に追いついた。なおも続く無死満塁のチャンスに大山が一振りで決めた。初球を完璧に捉えた打球は美しい弧を描きレフトフェンスの向こう側に着弾した。
「すごく良い流れでまわしてもらえたので初球から自分のスイングと思ってました。それが1番良い結果になってよかったです。どんな形でも打点を挙げることだったのでそこを1番意識しました。(手応えは)凄く良かったです。久々にああいう打球打てたので。ああいう1本をもっと増やしていけるよう頑張っていきたいです」
勝ち越しのグランドスラムでスコアは5-1。試合の主導権を握ると2死2塁から大竹も適時打を放つ。これで4試合連続安打、2試合連続打点とバットでも貢献。いきなりの打者一巡の猛攻で6-1と大量5点のリードを奪った。
大竹は2回からきっちり修正。丁寧な投球で広島打線を翻弄した。5回にはライトの森下がフェンス際の難しいファウルフライを好捕する。バックの好守備にも助けられた大竹は2回以降追加点を与えることなく6回まで投げて1失点、先発の役割を果たした。
「前回、広島で7点取られてしまってすごい悔しい思いをしたので、直後にやり返すというか怖さはありますけどそれを受け入れた上で真剣勝負、やってやろうということで今日臨みました」
7回はドリス、8回は畠のリレーで広島打線に反撃を許さず。9回は1軍昇格即登板の石黒がきっちり無失点に抑えた。5点のリードに守られ比較的余裕のある継投で逃げ切りに成功した。
歩みを進めてマジックはさらに減った。明日は期待の若手左腕、門別が先発する。熱い週末になりそうだ。