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和田豊一軍ヘッドコーチ就任会見
2025年11月06日 更新

6日(木)、和田豊1・2軍打撃巡回コーディネーターが、来季の一軍ヘッドコーチに就任することが決定し、西宮市内にて会見を行いました。

以下、会見より

―率直なお気持ちを。

秋季キャンプも残留して、SGLスタジアムで残留選手の秋季練習を見ていましたので、正直なところ驚いています。

―これからどのようなチーム作りを考えていますか。

それは明日高知に行きますので、藤川監督と話をしてからになると思います。今シーズン藤川監督から「組織力」というワードが非常に多く出ていて、とにかく組織力を上げていきたいという思いが、言葉に常々表れていましたので、やはりユニフォーム組だけではなく、スコアラー、アナライザー、トレーナー陣が束になって戦うと、来年はそういう年になると思います。その中でみんなと連携をしっかり取りながら、前に進んでいきたいと思います。

―課題点や強化していきたいところは。

藤川監督も明確に皆さんの前でお話しされていますが、右のリリーフ、若手の野手の台頭。私も今年見ていて特に終盤感じていましたので、高知・安芸に行ってからになると思いますが、監督と話をさせてもらいながら、今年チャンスをもらった選手が来年どのような活躍をするのか、楽しみにするだけではなくて、しっかりと鍛えていきたいと思います。

―改めてチームの印象は。

ファーム監督の流れから今年一年一軍・ファームの野手を見させていただいて、すごくいい経験になりましたし、今年のことが今後にも生きてくると思います。その中で、もう少し鍛えれば強くなる、体だけじゃなくて心もですね。一軍の戦力として使えるな、活躍できるなという選手がたくさんいますので、一皮むくのが大変なところですが、底上げという部分でなんとか監督と一緒に、しっかりコミュニケーションを取りながらやっていきたいと思います。

―一軍の監督経験があり心強いと思いますが、この経験がヘッドコーチにどのように生きると思いますか。

いろんなポジションを経験させていただきながら、いいことだけではなく、出来なかったこと、反省点、今でも鮮明に覚えています。シーズンは長いので、そういう場面も出てくると思いますので、ヘッドコーチとしていいアドバイスというか、声を掛けられるように、また、監督というのは、もう本当に決断の連続です。その中で迷うこともあると思いますので、その時に肩を押してあげられるような、これはタイミングが必要だと思いますので、その都度背中を押したいと思います。

―どのように藤川阪神を支えていこうと。

今年一年藤川監督を見てきて、春先から360度いろんなことにアンテナを張り巡らせて、神経を擦り減らして、一年間大丈夫かなという思いで少し心配していたのですが、最後の最後までその姿勢を貫き通されました。ただ、これが毎年続くようでは、とても精神的には大変だと思いますので、そこら辺のところをちょっと先回りして、少しでも軽減させられるようにいろんなところに目を光らせながら一緒にやっていきたいと思います。

―来季の抱負を。

もちろん日本一を目指すというところが大前提ですが、やはりタイガース90年の歴史の中でまだ連覇が出来ておらず、来年はそのチャンスがありますので、「組織力」というところ、全員で束になって戦う、気持ちを一つにしてというところを実践できるように、藤川監督、平田ファーム監督としっかりと連携を取りながら、前を向いて進んでいきたいと思います。