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矢野監督がオーナーへ2021年シーズン終了を報告
2021年11月09日 更新

9日(火)、阪神電鉄本社(大阪市)において、矢野監督が藤原代表取締役社長兼オーナーへシーズン終了を報告し、その後、谷本副社長とともに会見を行いました。

谷本副社長コメント(会見より)

今シーズンは12球団最多の勝利数を挙げたものの、首位スワローズとのゲーム差無しの2位という結果で悲願の優勝を逃し、「JERA クライマックスシリーズ セ」のファーストステージにおきましても、勝利することはできませんでした。我々、阪神タイガースに所属する全員にとってこれ以上ない悔しいシーズンとなりました。球場にお越しくださいましたファンの皆様、テレビ・ラジオ・ネットでの中継放送で最後までタイガースの勝利を願って応援頂きましたファンの皆様に球団を代表して心から御礼を申し上げます。
オーナーからは、一年の激闘への労いの言葉と共に来シーズンにむけての激励のメッセージを受け取り、チーム・フロント一丸となって、明日から、2022年シーズンのセ・リーグペナント奪還に向けて始動する旨を報告しました。まだまだ強くならなければいけない球団でございますので、選手・コーチ・監督・フロントが個々の課題を検証してセ・リーグ優勝に向け、チーム力の強化に徹底して取り組んでまいります。今後とも変わらぬご声援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

矢野監督コメント(会見より)

―オーナーから矢野監督にはどのようなお話がありましたか。

お疲れ様という言葉を頂いた一方で、優勝を逃し、クライマックスも勝ちあがれなかったという所では、更に上を目指してほしいという激励の言葉も頂きました。

―改めて今シーズンを振り返っていかがでしたか。

開幕後すごく良いスタートを切れ、交流戦が終わる頃まで“目指す野球”ができました。後半戦に入りチーム全体の調子が下がってしまい、ずっと首位にいた分苦しいというか、勝つ事の大変さを実感しました。10月には良い粘りを見せてくれ、チーム全体の底上げや、一丸で戦うということが出来たかなと思います。しかし、僕自身、采配であったりかける言葉であったり、何か出来る事があったんじゃないかと思いすごく悔しいです。目の前の試合を全力で戦えた事に対する後悔はありません。しかし、勝ちきれなかったという所でチームとしての成長と、僕自身の成長が必要だと思っています。

―今季、チームとしてどのあたりに成長を感じられましたか。

一年目から競争ということを繰り返し言ってきましたが、今年はルーキーがそこに入り込んできてくれて、より競争も激しくなりましたし、チーム全体としての底上げもできてきました。失敗の後にどれだけチャレンジできるか、どれだけ背中を押せるか、これを3年間やってきましたので、来季以降も選手たちの背中を押していきたいと思います。

―今季、特に成長を感じた選手を挙げていただけますか。

ルーキーが試合に出る事自体が簡単じゃない事です。
その中で一番注目された佐藤輝は、どこまでできるのかと期待をし、夢のある選手だなと思う一方で、苦しい時間を過ごしましたが、プロ野球という世界で成長するには無くてはならない時間だったと思います。今後もチームの中心として育っていけるようにやっていきたいと思います。
伊藤将に関しては、一年目で10勝し、最後には中継ぎもしてくれて、体は大きくないですが気持ちで向かっていく、彼の一番いいところを一年間出してくれました。二年目のジンクスを乗り越えて、今年以上の活躍を期待したいです。
中野に関しては、一年目から盗塁王というタイトルを獲ることには本当にびっくりしています。コーチ陣もスコアラーさんも力を合わせて彼を盗塁王にしてくれました。失敗しても向かっていく、彼の働きが今季は大きかったです。しかし、他の選手も黙っていないと思うので、誰が勝ち上がってくるのか楽しみにしたいと思います。

―来季への課題を挙げていただけますか。

守備のエラーは減らさないといけませんし、チーム全体として足りない部分を補うこともしないといけませんし、僕自身の成長も必要だと思います。マイナスをプラスに、プラスをもっとプラスに、選手の背中を押して、自分自身も成長していきたいと思います。

―最後にタイガースファンに来シーズンへの抱負とメッセージをお願いします。

シーズン最終戦では、沢山のファンの皆さんに来ていただき、以前の様な雰囲気で試合ができて、改めてファンの皆さんの存在の大きさを感じました。タイガースファンに期待された中で優勝出来なかったというのは、責任を感じておりますが、一方で目の前の試合を全力で戦ったことに後悔はありません。来季に向けて新たな挑戦をし、もう一度頑張っていきたいと思います。