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2021年度(第10回)若林忠志賞について
2021年12月07日 更新

2011年度より、継続的に社会貢献活動やファンサービスに取り組み、野球人として優れた見識を持つ選手を表彰する制度を設けています。球団創成期からエースとして活躍し、グラウンド外においても、社会貢献活動並びにファンサービスにおいてプロ野球選手としてパイオニアであった球団OB故若林忠志氏の功績を称え、この賞を「若林忠志賞」と命名し、その意思を継承していきたいと考えております。
この度、本年度の授賞者を以下の通り決定致しましたのでご報告いたします。

2021年度 授賞者

岩貞祐太選手

授賞理由

岩貞祐太選手は、熊本地震の『復興支援』と『子どもたちへの野球振興』を目的に、2016年末に野球教室に参加し、2017年から義援金と少年野球チームへの軟式ボール等の寄贈を毎年継続するなど、社会貢献活動を行っています。社会貢献活動に取り組む姿勢は、プロ野球選手の模範として良き手本となり、今後のより積極的かつ継続的な活動を期待し、選出されました。

授与式

7日(火)、阪神甲子園球場にて挙行。
藤原社長から表彰状、記念楯並びに、賞金と活動資金が授与されます。

授賞理由となった社会貢献活動等を授賞者本人が授賞後も実施することを支援するための資金として交付されるものです。

岩貞祐太選手コメント

熊本での地震が発生して以来、少しでも地元熊本のみなさんに貢献できることはないかと、毎年寄付活動を続けてきました。被害が大きかった益城町には毎年行って、道路なども整備されて町の復旧もだいぶ進んできていると感じますが、まだまだ元通りというわけにはいかないと思います。熊本で一生懸命野球を頑張る子どもたちや、今も苦しい思いをされている方々の助けに少しでも自分がなれるように、今回いただいた若林忠志賞を励みに、より一層頑張っていきたいと思います。

参考(今までの授賞者と主な授賞理由)
若林忠志賞若林忠志賞<特別賞>
第1回
2011年度
桧山進次郎選手

受賞理由:
10年間にわたり母子生活支援施設の子供達を公式戦に招待した

阪神タイガース選手会
阪神タイガースOB会

受賞理由:
東日本大震災復興支援募金活動、エコキャップ活動を実施した

第2回
2012年度
藤川球児選手

受賞理由:
6年間にわたりフリースクールの児童を公式戦に招待した。

該当者なし
第3回
2013年度
岩田稔選手

受賞理由:
自らが病気と戦いマウンドに立ち勇気と希望を与えた。6年間にわたりⅠ型糖尿病の患者を公式戦に招待した。

該当者なし
第4回
2014年度
久保田智之選手

受賞理由:
6年間にわたって高槻市内の少年野球チームを公式戦に招待した。

該当者なし
第5回
2015年度
鳥谷敬選手

受賞理由:
5年間にわたって医療施設を慰問する一方、海外の恵まれない子供たちに靴を贈呈する活動に参加。

該当者なし
第6回
2016年度
能見篤史選手

受賞理由:
3年間にわたって西宮市及び豊岡市の幼稚園・保育園に玩具を贈呈した。

該当者なし
第7回
2017年度
該当者なし阪神タイガース選手会

受賞理由:
毎年ウル虎の夏など着用ユニフォームを対象とするチャリティーオークションを球団とともに開催した。

第8回
2018年度
北條史也選手

受賞理由:
入団年から毎年シーズンオフに障害児入所施設や母子医療施設などを訪問した。

該当者なし
第9回
2019年度
西勇輝選手

受賞理由:
2011年より日本赤十字や「日本財団子どもサポートプロジェクト」へ寄付した。

該当者なし

2020年度は選定見送りとなったため、2021年度を第10回若林忠志賞として実施。