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藤浪晋太郎選手が会見
2023年01月21日 更新

21日(土)、メジャーリーグベースボール(MLB)のオークランド・アスレチックスに移籍することになった藤浪晋太郎選手が阪神甲子園球場にて会見を行いました。

以下、会見より

藤浪晋太郎選手

―大リーグへの移籍が決まった率直な気持ちを教えてください。

決まっただけなのでどちらかと言えば引き締まる思いといいますか、しっかりやらなきゃなという思いが一番強いです。

―ワクワクする気持ちは大きいですか?

そうですね、もちろんありますし不安もあります。でもワクワクが大きいですかね。

―アメリカでの会見は流暢な英語で日本でも話題になりましたが、どの程度練習されたのですか?

三日、四日ぐらい前から。
発音に関しては昔少しやっていたのでそんなに苦労はしなかったのですが、覚えるのに時間がかかったといいますか、三日、四日ぐらい覚えるので必死でした。

―反響はいかがでしたか?

ありました。たくさんの方から連絡をいただきました。

―会見では、ご両親や球団への感謝の気持ちを述べられていましたが、あらためて思いを聞かせていただけますか。

両親を含め、たくさん方の支え、応援があってアメリカに行かせてもらえることになりましたし、今の自分があると思いますので、本当に感謝したいと思います。

―2013年から2022年まで阪神タイガースに10年間在籍しましたが、この10年間を振り返ってどんな思いが胸にありますか?

いい思い出、悪い思い出たくさんありますけども、いいも悪いも含めて、ものすごくいい経験をさせてもらったなと思いますし、阪神タイガースの藤浪晋太郎でしか経験できなかったこともたくさんありましたので、阪神タイガースの藤浪晋太郎で良かったなと本当に思っています。

―高校時代からこの甲子園球場のマウンドで投げ続けてきましたが、藤浪選手にとって甲子園球場とはどういうものでしたか。

自分を育ててくれた球場であり、職場でもあり、一番思い出深い一番思い入れのある球場ですね。

―特別な思いはありますか。

もちろんです。子供の頃に観に来ていた時からの憧れでしたし、高校の時のいい思い出、プロに入ってからのいい思い出や悪い思い出がたくさん詰まった一番大好きな球場です。

―またいつかここ投げたいという気持ちはありますか?

そうですね、自分の野球の引き際がどうなるのかわかりませんが、いずれ投げさせてもらう機会がいただけるのであれば、投げたいなと思います。

―大リーグではどんなピッチングをしたいと考えていますか?

自分にとっての挑戦だと思うので、挑戦するからには思い切ってやりたいですし、いろんな経験、いろんなものを吸収しつつ成長していければいいなと思っています。

―世界最高峰の場で、どんな強みを見せてどんな勝負をしていきたいですか?

ファストボール、スプリット、いろんな球種が自分の武器だと思うので、それを思い切って出しつつ、日本の皆さんに応援していただけるような面白い見ごたえのある投球が出来ればと思っています。

―大谷翔平選手との対戦はどんな風に考えていますか?

世界最高の選手ですし、楽しみというのが一番ですかね。
ファンの方も楽しみにしてくださっていると思いますので、いい勝負を見せれればいいなと思います。

―大谷選手を打ち取るイメージはありますか?

なかなか難しいと思いますけど、頑張って工夫して抑えたいなと思います。

―大リーグでほかに対戦したい選手は?

同級生の大谷選手と鈴木誠也選手は勝負したいと思います。

―(甲子園球場のビジョンにチームメイトからのメッセージ映像が流れて)多くのメッセージがありましたがどんな思いがありますか?

いや、嬉しいですね。
後半は特にいい数字を残せたわけでないですし、チームにすごく貢献できたわけでもないのに、いろんな方がすごく応援してくださっているなあと実感しますし、チームメイトもこうやって送り出してくれることに今すごく感動しています。泣きそうです。本当に良くしてくれたチームメイトでしたし、みんなに出会えて良かったなと思いますし、最高のチームメイトだなと思っています。

―大リーガー藤浪晋太郎選手としての意気込みを聞かせてください。

せっかくチャレンジさせてもらえるスタートラインに立てたので、これから覚悟を決めて思い切って勝負出来たらなと思います。

―阪神タイガースのファンの方にメッセージをお願いします。

10年間本当にお世話になりました。いいところ悪いところたくさんあったと思います。
もっとチームに貢献が出来ていい形でファンの方に見送ってもらえれば自分の中では良かったのですが、こういう形でアメリカに挑戦させていただくことになりました。思い切って勝負するところを見ていただきたいと思います。
みなさんも多分うまくいくところいかないところ人生の中にはたくさんあると思いますが、藤浪にちょっと重ね合わせつつ、そんな気持ちで見ていただけたらと思います。