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「JERA セ・リーグ2023優勝」共同記者会見
2023年09月15日 更新

14日(木)、JERA セ・リーグ2023の優勝が決定し、岡田彰布監督、近本光司選手、大山悠輔選手、中野拓夢選手、岩崎優選手、村上頌樹選手が共同記者会見を行いました。

以下、会見より

岡田彰布監督

ー18年ぶりに甲子園で決めたリーグ優勝、心境はいかがですか。

そうですね、まあ1年目でこんなに早くね、今日を迎えるとは正直思っていなかったんですけど。5月くらいからすごくチームも、勢いじゃないんだけどね、白星を重ねていってね。まあマジックが出て、そうですね、ずっと最初に言っていたのが、4月より5月、5月より6月というかね。チームを変えたというか非常に若いチームになったので。ゲームの中で徐々に力を付けていくかなという感じには思っていたんですけど。そのスピードというか、すごく早く自分の中ではすごく手応えがあったんですけどね。勝負の9月がね、どういう形になるかなと思ったんですけど。また今まで以上にこの9月というのは力をつけて、みんなでの勝利だと思うので。区切りのね、まして巨人戦と言うことで、そういう意味では、今日達成できて本当に嬉しく思います。

ー胴上げの最中の気分はいかがでしたか。

いやいや、久しぶりだったんですけど。ねえ。だいぶちょっと(体重が)軽くなったんでね、今年は。まああの、前回タイガースの5度目の優勝だったので。今回6度目の優勝だったので。みんなで6回というのは決めましたけどね。

ー月を追うごとにチームが強くなった。落とし込んだものは。

どうですかね、毎日試合があるんで。成長というか、中にいるとなかなかね、力を付けたのが分かりにくいものなんですけど。変な言い方ですけど、何か普通にやっていたら白星が重なっていった、正直な気持ちですね、これが。だから別に、ずっと言い続けているのはやっぱり守り重視で、ずっとそれは変わらないんですけど。監督がなんとなく強くなっていったっていうのもおかしいんですけど、本当に本心はそういう気持ちですね、はい。

ー1年前に周囲の大きな期待を背負って就任。重圧もある中で即最高の結果ですが。

達成感はありますけどね。まあねえ、18年ぶりと言われて『18年ぶりって、そのとき自分やったな』って途中で思うくらいですね。はっきりいって。だからあれから勝っていないんだって、本当にそういう印象が強かったですけど、まあ何とかね、チームを変えてというか、メンバー、ポジション、いろんな意味でね、やっぱり僕は去年までずっとスタンドで見ていたんですけどね、選手一人一人の力というか、それはね、全然劣っていないと思うし。当然優勝争いをできるね、そういうチームだなぁと思っていたんですけどね。何か一つ変えれば勝てそうというか、それが正直な気持ちやったんですけどね。それをどういうふうな形でやるかというのは、キャンプに入る前からね、構想はしていたんですけど。まあ一番ベストな形でスタートして。ある程度ベストな形でね、今日を迎えられたというのはね、やっぱりずっと、チームを外から見ていたんですけど、中に入ってもやっぱり選手たちは力があって『何か少し変えれば勝てるんじゃないか』と。それは間違っていなかったと思いますね。

ー15年ぶりの監督就任、前の監督時代とあえて変えた部分、あえて変えなかった部分はありますか。

いや、前は2003年、05年と優勝したんですけど。03年はサードコーチャーでね、見ていたんで。その1年越しの2005年ということで。ある程度、まあ言えば完成されたチームというか、そういうのがあったんで。だから2003年のメンバーがほとんど残った中での2005年だったので、そういう意味では選手とのコミュニケーションとか会話とかはやっぱり少なかったですね。今年の場合は自分がやりたい野球というか、そのへんでちょっと変えないといけないという部分が、これは一番はとにかく守り重視で行くという部分なんですけど。そういう意味で、前回よりは選手とね、話す機会というか、それは今年はだいぶ増えましたね。それは自分がね、こういう野球をするというのを選手に伝えないといけないので。ずっとユニホームを来ていた前回と、今回はユニホームを脱いでいたので、そのへんの違いはあったと思いますけど。

ー来月にはポストシーズンが控えています。日本一を表す言葉はまだないと仰っていましたが。

そこまで頭が回らなかったですね、はっきりいってね。

ーここまで来る間に考えられましたか。

いやいや、まだそこまで考えていないですけど。まあねえ…あんまり思い浮かばないですね、いい言葉がね、はい。

ーこのあとの祝勝会では選手たちにどんな言葉をかけるつもりですか。

それは選手たちが頑張った結果なので。少しのフォローというか、手助けというか、グラウンドでやるのは選手なので。まあ思う存分ね。だいたい初めてかもわからないんで、みんなね。思いっ切りビールかけてほしいですね。

近本光司選手

ーリーグ優勝を成し遂げた今の気持ちをお願いします。

試合中はね、優勝が決まった瞬間はすごくほっとした、よかったなという感情だったんですけど、終わったあとにフロントの皆さん、裏方さんと言葉を交わしたときに僕たち以上に喜んでいたのを見てよかったなと思いましたね。

ー今日は前半ジリジリするような試合でしたか。ベンチの雰囲気はいかがでしたか。

まず僕の3球三振から始まったので、いやどうしようかな、と思ったんですけど、相手の赤星投手もいい球を投げていたので、なんとか打線で繋げていきたかったので、ここぞというところで大山が打ってくれたので、いい流れで繋がったかなと思います。

ーマジックナンバーが点灯してから順調にナンバーを減らす日々でしたが。

1つ1つ僕たちがやることをいつもどおりやるだけとは思っていたんですけど、こうもあっさり、すぐ勝っちゃったというのはあるので、クライマックスもあるので、残りの10何試合はしっかり作り上げていかないといけないと思います。

ー死球で離脱されましたが必死のリハビリを支えた思いは。

一度離れてみて、僕もファンの皆さんと同じように6時になったらチャンネルを合わせるというふうになってたので、客観的に僕もこういうふうな表情になっていたなというのがあったので、復帰した際には、ちょっと違った形で打席に入ろうと思っていたので、そこからまた勝ちを重ねていったので、よかったと思います。

ー初の祝勝会、乾杯の発声。意気込みをお願いします。

あの場はたぶん勢いだと思うので、その勢いにまかせていいかなと思います。

大山悠輔選手

ー大事な試合で流れを変える犠牲フライを打っての優勝、今のお気持ちをお願いします。

9月、ほんとに大事な時期になかなかチームの力になることができていなかったので、そういうところではまずはどんな形でも1点と思っていたので、初回のゲッツーは痛かったですけど、あそこで1点を取れて、そのあとの輝明のホームランであったり、あとのピッチャーがねばってくれて、本当にチームに助けられているなというのはすごく感じました。

ー不動の4番で優勝、達成感は。

ほんとうに、ほっとしています。

ー常に4番に置かれ続けてどう受け止めていましたか。

しっかりやるしかないなというのはずっと思っていましたし、いつも通り、自分のできないことを無理にやるのではなく、自分のできることを精一杯必死にやるだけだという思いでやってました。

ーここまでのシーズン、バッティングを振り返って。

まだまだだと思いますけど、結果的にチームが勝てているので、それが一番かなと思います。

ー初めてのビールかけ、意気込みをお願いします。

初めてで流れもわからないですけど、今日は精一杯みんなと一緒に楽しみたいと思います。

岩崎優選手

ー今日は横田慎太郎さんの登場曲でマウンドに上がられました。どんな思いを込めましたか。

亡くなられてから、ヨコの分も背負って戦っていくと決めたので。そうですね、そういう思いでマウンドに上がりました。

ー優勝の瞬間をマウンドで迎えました。どんな気持ちでしたか。

ほっとしましたね、それが一番です。

ーシーズンを通じての安定感は、何が支えていたのでしょうか。

コンディショニングが上手く出来ていたと思います。今までのシーズンを見直して、ストレッチとかトレーニングを取り組んでいます。

ーそのタフさを支えたものは。

体がだめになってしまったら終わりなので。両親に感謝です。

ーリリーフに限っての防御率、リーグ断トツ。仲間(リリーフ陣)をどのように見ていましたか。

本当にね、みんなが出ていたところでちゃんと仕事をこなしているので、それにみんなもつられてというか、みんなで高め合っていったブルペンだなと思います。

ー祝勝会への意気込みをお願いします。

勢いでいきます。

中野拓夢選手

ーウイニングボールを掴んでの優勝でした。今のお気持ちをお願いします。

先頭バッターのときも自分がフライをとって、最後は違う人のところにいくだろうなと思っていて、まさか、九回全部自分のアウトですし、自分はもってるなという感じです。

ー新ポジションでの自分のパフォーマンスはどう感じてますか。

なかなか慣れないというか、そういうポジションでスタートしたんですけど、ここまで順調にできているなと思います。ショートを守っているときよりはバッティングのことを考える時間もできたと思うので、打撃にもいい影響が出たと思います。

ー打順も2番固定、どんな意識でバッターボックスに入りましたか。

もちろんクリーンアップに繋ぐことだけを考えていましたし、1番の近本さんがほとんど塁に出てくれるので、その勢いに乗っかって次に繋ぐという思いだけを持ってやっていました。

ーWBCからシーズンフルイニング出場、そのタフさの秘訣は。

自分ではあまり気にしたことはないですけど、1試合1試合やった結果がおのずと試合に出続けていることかなと思います。

ーバッティングのタイトルの可能性も大いにあると思いますが。

もちろんチームの優勝が決まったので、個人としてもタイトルを獲れるように、どんどんヒットを打って狙いにいきたいなと思います。

ービールかけへの意気込みをお願いします。

普段お世話になった方々にもしっかりと思いっきりかけたいなと思います。

村上頌樹選手

ー今の思いを聞かせてください。

とても嬉しいです。

ー人生の中でもすごい1年になったと思いますが。

そうですね、去年とまったく違ったシーズンがおくれているので、とても充実できていますし、毎試合勉強させてもらいながら成長させてもらっているなと思います。

ープロ初勝利から一気に二桁勝利まできましたが、印象的な1勝は。

完封したときがやっぱり印象的です。9イニングしっかり投げ切れたというのが自信になりましたし、次の試合もその自信があったからここまでやってこられたと思います。

ー他球団のエース格に投げ勝ってきましたが、そのあたりは。

そこは自分だけではないので、後ろのリリーフ陣がしっかりしているので、自分は最低限の仕事をして繋ごうという意識がよかったと思います。

ー初めてのビールかけへの意気込みを。

近本さんが盛り上がることを言ってくれると思うので、そこに乗っかって勢いに乗っていきたいなと思います。

近本選手「はい…いっちゃいます」