- 2025年度新人選手入団発表会
- 2024年12月09日 更新
9日(月)、大阪市内のホテルにて「2025年度新人選手入団発表会」を行いました。伊原陵人選手、今朝丸裕喜選手、木下里都選手、町田隼乙選手、佐野大陽選手、工藤泰成選手、嶋村麟士朗選手、早川太貴選手、川﨑俊哲選手の9名が、縦縞のユニフォームに袖を通し、入団の喜びや今後の目標について語りました。
藤川球児監督(会見より)
―タイガースのユニフォームを着た新入団選手を見て、今、率直な感想を聞かせてください。
ユニフォームにまだ慣れていないような気もしますけれども、来年の2月には彼らの戦う姿が見られるので、待ち遠しいですね。
―まさにこれからという選手ですが、この新入団選手たちに期待するところはどんなところでしょうか?
今、私たち阪神タイガースの戦力というのは12球団で屈指だと自負しております。その中でこの9人の選手、育成選手もいますけれどもすごく激しい競争があると思います。ただその中で、もし一軍で活躍するようなことができれば、どこに行っても恥ずかしくないようなプレイヤーである証でもあるし、まだ1年生ですけれども慣れていくとどんどん社会的地位も上がって、認知度も上がって、生きづらくなる可能性もあるんですけど、先ほど後ろで話した時に彼らの表情、挨拶を聞いていると、すごく大人な選手たちなので、そのあたりも社長と一緒に安心して、今日この日を迎えています。
―再び日本一を目指すチームとしては一人一人どんな選手に成長してほしいでしょうか。
ドラフト会議の時にこの9名の選手たちに出会うことができましたが、たった一巡でもずれていればご縁がなかったかもしれない。ただ、本当にありがたいことに、この9名の選手たちに出会うことができたのでこの縁を大事に、ご家族にも今日はたくさん来ていただいているので、私たち阪神タイガースが立派に彼らを育て上げて、親御さんの元を離れて素晴らしい社会人、それからプロ野球選手として活躍してくれる姿を想像しますが、それぞれ特徴が違いますから、それは選手たちから自己アピールを聞いてみたいですね。
―藤川監督も新入団会見を新人の頃に経験しました。虎の一員として選手たちにどんなアドバイスをしますか?
所信表明になるわけですから、決して縮こまることなく、今、みんなの目の前にいるメディアの方々、他の11球団を含めても最も多いメディアの方に囲まれている中で、自分の決意表明をすると、野球選手生活だけに関わらず、このあと社会人になって、私のように引退しても自分にひとつ筋が通ったような生き方ができると思います。本当に立派になってもらいたいなと思います。
伊原陵人選手 ドラフト第1巡目 背番号18
―タイガースのユニフォームを着た今の気持ちは。
まずは身の引き締まる思いになったというところです。
あとはようやくタイガースの一員になれたかなと思います。
―その背番号18番に袖を通した今のお気持ちは。
18番はプロ野球界でもエースナンバーと言われる番号なので、とにかくこの番号に恥じないように一生懸命自分のプレーができればいいなと思います。
―セールスポイントは。
まずはコントロールというところが一番自信を持っているところなので、そこは大事にしたいなということ、ボールのキレというところも一つ自分の持ち味なので、そこも見ていただきたいということ。あとピッチングスタイルは強気に攻めるというところが自分の持ち味ですので、そこを前面に出してマウンドで力を発揮したいなと思います。
―プロ野球選手の中で、目標とされている選手は。
基本的にはあまり誰かというようなことはないのですが、先輩の村上さんが阪神におられて、高校の時からずっと村上さんのようになりたいと思っていました。また同じチームで一緒に野球ができるということなので、村上さんのようなコントロールであったり、ボールのキレがあったりというところを目指して頑張りたいと思います。
―藤川監督、指名挨拶のときにはカブスの今永投手の名前を挙げながら、伊原投手を評価されていましたが、改めて伊原投手に期待するところはどんなところでしょうか?
藤川球児監督
やっぱり即戦力で1年目から活躍してもらいたいなと強く強く願っています。彼の持ち味であるコントロール、キレ。私が一番彼の特徴的だなと思うのは右バッター、左バッターの内角の素晴らしいストレートになります。このボールを持って、各球団の主力のバッターたちに強烈な一発を残してもらいたいなと思っています。体のサイズは大きくないですが、その投げ出したボールが途中から大きくなるようなボールを投げるところに惹かれたので、もう彼のイメージそのままどんどん突っ込んでもらいたいなと思います。
―さらにドラフト1位はまずは先発からというお言葉も例もありましたが、改めてどんな投手に成長してほしいでしょうか?
藤川球児監督
本人がどう思ってるんでしょうね?
伊原選手
もちろん自分の持ち味の一つとして、先発で、中継ぎでも、抑えでもというところはドラフトで指名いただいた時に藤川さんにもお話をさせていただいたのですが、藤川さんが先発でということなので、僕もその方がいいかなというのはあるので、とにかくどんなところであっても行かせていただきたいと思います。
―ドラフト1位は世間から大きく注目されるところだと思います。そのあたりはいかがでしょうか。
もちろんドラフト1位ということで注目はあるんですけども、そこはあまり野球のプレー自体とは関係ないのかなというのもあるので、自分のやってきたことを、自分の芯をしっかりもってというところはぶらさず、とにかく一生懸命やりたいなと思います。
―将来的にはどんな選手になりたいですか。
もちろん阪神タイガースを代表する投手になるということ、18番と言えば伊原だと言われるように頑張りたいと思いますし、その先には日本代表というところも目標に、阪神タイガースのエースになれるように頑張りたいと思います。
―最後に多くのタイガースさんに向けてメッセージをお願いいたします。
とにかく1年目からルーキーらしく、がむしゃらに一生懸命突っ走っていきたいと思いますので、熱いご声援よろしくお願いします。
今朝丸裕喜選手 ドラフト第2巡目 背番号28
―タイガースのユニフォームに袖を通した今の感想をお聞かせください。
改めてプロ野球選手に近づいているという実感はすごくあります。
―タイガースの一員になれた今の気持ちは。
地元の甲子園で結果を出したいというところが一番大きかったので、そこが一番嬉しかった部分です。
―阪神甲子園球場でプレーすることへの思い、そういったところをお聞かせください。
高校の時も何回も甲子園球場で投げさせてもらって、次はプロの世界でまた投げさせてもらえるチャンスができたので、楽しみな気持ちでいっぱいです。
―ご自身のセールスポイントはどんなところでしょうか。
身長を活かした角度のあるストレートとコントロールというところが自分の武器です。
―タイガースの選手の中でお話を聞いてみたい選手はいらっしゃいますか。
一番は才木選手に聞いてみたいです。
―才木投手にはどんなことを聞いてみたいですか。
まずはその伸びるストレートはどうやって投げるのかというところをはじめに聞いてみたいと思います。
―藤川監督、今朝丸投手にどんな選手へと成長してもらいたいですか。
藤川球児監督
今朝丸投手がドラフト2巡目に残っていてくれたことが、この阪神タイガースにとって非常に大きいですね。伊原投手を獲得できて、残っていないだろうと思って、ギリギリまで順位が回ってくるのが怖くて、どうしても今朝丸選手がほしいとなっていたところ、本当にありがたいことにご縁がありました。なので、彼には2年、3年、4年、5年と時間をかけて成長してもらいたいなと思います。私自身もすごく一軍で出るまで時間がかかりました。急がば回れという言葉もありますから、ゆっくりじっくり球団の新しい施設でのびのびやってもらって、近未来にエースとして出てきてもらえると信じています。
―将来はご自身でどんな選手に成長していきたいと思っていらっしゃいますか。
将来的な目標としては200勝投手なんですが、しっかり目標とされるようなピッチャーになって息の長い選手になりたいです。
―最後にタイガースファンの方々へメッセージをお願いいたします。
1日でも早く一軍の舞台に上がらせてもらえるような選手になりますので、ご声援の程よろしくお願いいたします。
木下里都選手 ドラフト第3巡目 背番号54
―タイガースのユニフォームを着た今の感想をお聞かせください。
まずはやっぱり実感が湧いてきたなというふうに思うのと、歴史のある球団でありますし、歴史のあるユニフォームなので、着させていただくのは光栄ですし、今後その歴史に自分自身も刻めるよう頑張っていきたいです。
―セールスポイントはどんなところでしょうか。
今までピッチャーをやってきて、ずっと真っすぐに自信を持って投げてきていますし、一番磨いてきたところでもありますので、やっぱりそれを生かした力強いピッチングをお見せできたらと思います。
―背番号54番となりました。この54番に袖を通した今の感想を聞かせてください。
54番の背番号は阪神タイガースにとって、一時代を担ってきたメッセンジャー投手の大事な番号でありますし、その番号をいただく際にもやっぱりタイガースにとって大事な番号というふうに言って渡していただいたので、本当に期待していただいているということだと思いますので、その期待に応えるようにやっていかないといけないなという思いです。
―1年目、どんな目標を掲げていきたいと思っていますか。
156キロというマックスのスピードがありますが、大台の160キロに乗っていきたいという気持ちもありますし、即戦力とも言っていただいたので、開幕の一軍を目指してまずは取り組んでいきたいという気持ちと、1年間怪我無く、勝利に貢献していきたいと思います。
―最後にタイガースファンの方々へ向けて一言お願いします。
これから阪神タイガースの一員として皆様に安心していただけるピッチングを心掛けて頑張っていきますので、応援よろしくお願いいたします。
町田隼乙選手 ドラフト第4巡目 背番号43
―タイガースのユニフォームに袖を通した今の感想を聞かせてください。
今までずっとNPBのユニフォームを着たいと思ってやってきましたし、阪神タイガースという歴史や伝統のある球団に入らせていただいたので、それに恥じないような選手になっていきたいと思っています。
―どんなところがセールスポイントですか。
背の高い大きいキャッチャーというところと、強肩が売りです。
―プロ野球選手の中では目標とされている選手はいらっしゃいますでしょうか。
個人的な名前はあまりないですが、阪神タイガースで言えば、梅野さん、坂本さんなど第一線で活躍されているキャッチャーがいるので、その方にまず負けないように、そして超えていけるような選手になりたいと思います。
―本拠地の阪神甲子園球場の印象、プレーすることへの思いは。
満員のお客さんの中でプレーしたいなという気持ちと、バックスクリーンにホームランを打ちたいという目標があります。
―独立リーグに所属されていらっしゃいました。独立リーグへの思いなどがあれば教えてください。
独立リーグという厳しい環境でやってきたという自信もありますし、独立リーグ出身でNPBの舞台で活躍できれば、もっともっと独立リーグの見方というか、そういうのも変わってくると思うので、そういうのを代表できるように頑張りたいと思います。
―最後にタイガースファンの方々へメッセージをお願いいたします。
一年でも一日でも早く一軍の戦力になれるように頑張るので、これから応援よろしくお願いします。
佐野大陽選手 ドラフト第5巡目 背番号45
―タイガースのユニフォームを着た、今の感想をお聞かせください。
野球人生で初めての縦縞のユニフォームを、この伝統のある阪神タイガースで着ることができて、とても光栄に思います。
―指名漏れから1年でドラフト指名を掴み取りました。改めてこの1年を振り返っていかがでしょうか。
指名漏れを経験して、必ずNPBの舞台で活躍したいという思いで、この1年野球だけをやってきました。独立リーグで1年間、野球人としてすごく勉強させてもらいましたし、富山の球団には感謝しかありません。プレーで返していけるように、これから頑張りたいなと思います。
―ご自身のセールスポイントはどんなところでしょうか。
正確な送球、正確な補球、堅実な守備がセールスポイントだと思います。
―プロ野球の中で目標にされている選手はいらっしゃいますか。
阪神タイガースのOBである鳥谷敬選手に小さい頃からあこがれていました。
―どんなところに憧れて、どんなところを目標にされていらっしゃいますか。
ショートを守っている時の立ち姿だったり、打席に入っている構えだったり、華のある選手だと思っていますので、鳥谷選手のように華のある選手になれるように頑張っていきたいなと思います。
―甲子園球場への印象、あるいはプレーすることへの思いはいかがでしょうか。
高校球児だった時に憧れた場所で、阪神タイガースのユニフォームを着て、そこでプレーできる権利をいただいたので、一日でも早く甲子園球場で活躍する姿をお見せできるように頑張ります。
―最後にタイガースファンの方々やメッセージをお願いいたします。
一日でも早く名前と顔を覚えていただけるように、泥臭く全力でプレーして、チームの勝利に貢献できるように頑張ります。これから応援よろしくお願いします。
工藤泰成選手 育成ドラフト第1巡目 背番号127
―まずはタイガースのユニフォームを着た、今の感想をお聞かせください。
阪神タイガースに入団したっていう実感が湧いてきて、やる気がみなぎっています。
―ご自身のセールスポイントはどんなところでしょうか。
ストレートの強さと変化球のキレです。
―プロ野球選手の中で一番目標にしている選手がいらっしゃいますでしょうか。
阪神タイガースの石井大智投手です。
―どんなところを憧れて目標にされていらっしゃいますか。
同じ秋田出身ということもあって、大学の頃から注目していたのですが、今シーズンもタイガースの勝利を担うような投手だったので憧れています。
―大学時代には指名漏れを経験しましたが、一年でドラフト指名を掴み取りました。この一年を振り返っていかがでしょうか?
一年間本当に野球に向き合ってきてストイックに生活してきました。この独立リーグで培ったハングリー精神というものを忘れずに、頑張って支配下になりたいと思います。
―最後にタイガースファンに向けて一言お願いします。
一日でも早く支配下に上がって、阪神タイガースの勝利に絶対に貢献します。応援よろしくお願いします。
嶋村麟士朗選手 育成ドラフト第2巡目 背番号128
―タイガースのユニフォームに袖を通した今の感想をお聞かせください。
指名されてから今までそんなに実感が湧いてなかったんですけど、こうしてタイガースのユニフォームを着てますます実感が湧いてくると共に、早くこの3桁の背番号を2桁もしくはそれ以外にしたいなと思います。
―一番のセールスポイントはどんなところでしょうか。
バッティングの面ではコンスタントにヒットが打てるのと、広角にヒットが打てるのが自分の持ち味ですし、キャッチャーではセカンドスローだけでなく、1塁ランナーや3塁ランナーだったり隙のあるランナーをどんどん刺していく、そういう視野も自分にあると思うので、やはりそこは見てもらいたいです。
―高知商業出身ということで、藤川監督と同じ高校でもあります。同郷の後輩に向けて一言期待をお願いいたします。
藤川球児監督
ドラフト候補に上がったのはおそらく阪神タイガースだけではなくて、他球団でも上がっていたと思いますが、たまたまご縁があって来てもらえたというところでは、彼のこの明るい性格が、また育成から這い上がる強みにも変わると思いますし、独立リーグでプレーしてきた選手というのは、自分で立ち上がらなければプレーが続けられないんですね。プロの世界では必ずどこかで這い上がれなければいけないシーンがあるので、そういった意味では育成からでも這い上がれるこの彼の明るさというのは、それを兼ね備えてるんじゃないかなと思っています。
―それでは最後にタイガースファンのみなさんに向けて一言お願いします。
自分はやっぱり明るく元気に楽しく野球をプレーしているのが魅力だと思っているので、そこを見てもらいたいのと、嶋村を見に球場に行きたいって思ってくださるファンが一人でも多くいればと思うので、これからしっかり野球人生を頑張っていきたいと思います。
早川太貴選手 育成ドラフト第3巡目 背番号129
―まずはタイガースのユニフォームを着た、今の感想をお聞かせください。
この伝統のあるタイガースの一員になれたということを実感できているなと思います。
―ご自身の一番のセールスポイントはどんなところでしょうか。
リリース位置がすごく前であるというところが一番の特徴なんですが、そこから来る強いストレートというのと変化球が自分の持ち主です。
―タイガースのチームの中でこの方にお話を聞いてみたい、そんな方はいらっしゃいますでしょうか。
岩崎選手です。
―どんなことを聞いてみたいですか。
自分の特徴がすごく岩崎選手と似ていて、右と左でまた違うと思うんですが、そういった特徴をどのように生かして一軍の舞台で活躍できているのかということを聞いてみたいなと思っています。
―甲子園でプレーすることへの思いはいかがでしょうか?
今年5月にくふうハヤテの選手として甲子園で投げさせていただいて、マウンドからの景色というのはすごく鮮明に覚えていますし、あの時はビジターだったんですけど、次はホームの一軍の舞台で投げて活躍したいなというふうに思っています。
―タイガースのファームとも試合をされましたが、タイガースのチームとしての印象はいかがでしょうか。
やはりバッター陣一人ひとりのレベルが高く、火がついたら止まらない打線だったなというふうに思っています。
―それでは最後にタイガースファンのみなさんに向けて一言お願いします。
一日でも早く支配下登録を勝ち取って、甲子園の舞台で活躍出来るように頑張りますので応援よろしくお願いします。
川﨑俊哲選手 育成ドラフト第4巡目 背番号130
―まずはタイガースのユニフォームを着た感想をお聞かせください。
タイガースの一員になれることを素直に嬉しく思い、これから楽しみな気持ちでいっぱいです。
―ご自身のセールスポイントはどんなところでしょうか。
僕のセールスポイントは、小柄ですけど直球を一発で仕留められるバッティングの強さだったり、長打力だと思っています。
―将来はどんな選手になりたいですか。
支配下登録を勝ち取って、一軍の舞台でレギュラーとして出られるような選手になりたいです。
―石川県輪島市出身ということで、地元への思いなどはありますか。
1月1日に地震があって、9月21日には大雨で本当に大変な1年で、輪島の方、能登の方は暗いニュースばかりで、僕はそこで輪島のために、能登のためにと取り組んで、このドラフトで指名された時は本当に嬉しかったですし、少しでも輪島の方、能登の方に明るいニュースが届けられたことを嬉しく思います。まだこれからしっかり一軍の舞台に上がってもっともっと明るいニュースを届けたいなと思っています。
―最後にタイガースファンの方、そして石川の方へメッセージをお願いいたします。
まず、ファンの方に名前を覚えてもらい、しっかり一軍の舞台で活躍できるように、ファンのため、そしてチームのため、石川能登のために全力で頑張っていきますので応援よろしくお願いいたします。