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一軍試合速報

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両チーム必死のリレーで引き分けに

阪神が、苦しい延長戦を粘って引分けに持ち込んだ。

先発・安藤は2回裏、堂林のタイムリーで先制を許す。しかし、3回二死満塁を凌ぐと本来の投球を取り戻し、「先発として最低限の仕事は出来たと思う」6回(87球)2安打1失点で味方の反撃を待った。

『ノーヒッター』広島・前田健の投球に本塁が遠い展開だった阪神だが、7回表二死からマートン、金本の連打でチャンスを作ると、代打桧山の「中途半端なスイング」で初球チェンジアップに泳いだ当たりはショート梵が飛球を捕り損ねるラッキーな中前安打となり、1対1の同点に追いつく。

その裏、二死2塁のピンチで阪神ベンチは代打廣瀬敬遠の指示。2番手の筒井が東出を抑えて切り抜けると、その後を渡辺-榎田-藤川と繋いだ。広島もサファテをイニング跨ぎで投げさせて、双方必死の防戦に務める。

敵地で苦戦を強いられた阪神だが、9回二死2塁、10回二死満塁とサヨナラ負けの危機に榎田、藤川が踏ん張り、結局3時間42分の死闘は痛み分けに終わった。

開幕11試合で早くも3つ目のドロー。相手が絶対的エースを立てた試合だったが、「この時期『勝ちに等しい引き分け』とかはないが、今日の引き分けを生かす為にもこれからの戦いを頑張らないと…」と、和田監督は話している。