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マートン、頭脳的な打撃で1点を返す
パ・リーグ防御率1位の吉川に牛耳られてしまった。5回までわずか1安打。「テークバックが小さいから、バッターはタイミングが取りづらいと言うか、差し込まれていた」と片岡打撃コーチは振り返った。
そんな吉川から頭脳的なバッティングで1点をもぎとったのは、マートンだ。6回二死から、平野が初めての四球を選ぶと、続くマートンは初球をたたいて右中間へ。平野が一気にホームへかえり、スコアボードに「1」を刻んだ。
「吉川は真っすぐもスライダーも、右バッターに対して外めから来て、内にグッと入って来る。手元にボールを呼び込むと、自分の方に入ってきて、結果的に詰まるから、あの打席はもう少しポイントを前にして、変化が大きくなる前にとらえようと思っていた」
この1点のおかげで、日本ハム・栗山監督は早めの交代を決断。7回からは継投に入ってくれたが、阪神打線は2番手以降の投手もとらえきれなかった。結局、スタンリッジの2失点と、9回に福原が取られた3点目で万事休す。
2連戦の交流戦で初戦を落とすのは痛いが、明日は何が何でも勝って、連敗を防がなければいけない。
