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金本メモリアルに花を添えられず…

厳しい接戦の中、またも勝負どころで弱さを露呈した阪神が、鬼門ナゴヤドームの呪縛を解けず、対中日7連敗となった。

先手は3戦全て中日がとる。中5日で先発した阪神メッセンジャーは、3回先頭荒木の二塁打からバント、内野ゴロで簡単に先取点を与えた。3塁から抜群のスタートを切り、和田のショートゴロで抜け目なく生還した荒木の姿に王者中日の強さが窺える。

序盤は中日先発・岩田の前に完全に沈黙した猛虎打線だが、4回表マートンが甘い変化球を左中間スタンドへチーム初安打となる3号ソロアーチを放ち、すぐに追いついた。しかし、独特の変化をするスライダー等に幻惑されて、その後もなかなか岩田を捉える事が出来ない。

ようやく7回二死から四球の新井貴を置いて、金本が弛い変化球をライトへ運ぶ技ありの二塁打で2・3塁とするが、ブラゼルがセカンドゴロに倒れて勝ち越せない。44歳の金本は、プロ21年目で史上7人目の2500安打を達成した。

メッセンジャーもよく辛坊していたが、その裏、井端、森野の連打で無死2・3塁とされて谷繁に右中間を破る勝ち越しの2点タイムリー二塁打を許してしまう。更に荒木のライトファールフライが犠飛となって勝負どころで3点差をつけられた。カットに入った平野がホームを狙った3塁走者・谷繁の動きを察知出来ず、送球準備が遅れた事が悔やまれる。

勝ちの権利を得た中日・岩田は7回2安打1失点で降板。阪神も終盤チャンスを作るが、ソーサ・岩瀬にかわされて4対1でそのまま敗れた。

「この3連戦は、走塁にしても、ケース打撃にしても…」非常にミスが目立った点を指摘した和田監督。ピンチで外野手が頭上を越される場面も多く、ベンチとの意思疎通を含めて今後の課題に挙げている。

またしても金本選手のメモリアルに花を添えられなかった事も残念だが、「この悔しさを胸に切り替えて行くしかない!」と、若き指揮官はこれからの戦いを見据えていた。