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あと1本がでず 広島今井に完封を許す
広島・今井にプロ初完封を許してしまった。これで、今季の完封負けは18度目。スタンドを埋め尽くしたファンは、ため息をつくしかなかった。
26日にもマツダスタジアムで対戦した今井。そのときは黒星を付けたが、3点を奪った4回は、簡単に二死となり、金本も捕邪飛に打ち取られたと思ったところで、捕手・石原がボールを見失って捕球できず。命拾いした金本がヒットを打ち、坂がつないで、ブラゼルに3ランが出たものだった。つまり、石原のミスがなければ、その試合も抑えられていたのだ。
きょうは、その金本とブラゼルがそろって4打数無安打。4回には一死から鳥谷と新井良に連打が出たが、2人が連続空振り三振に倒れて得点できなかった。
「球が散っていたから絞りづらいのは絞りづらいけど、追い込まれてからの勝負になっていた。早いカウントのときはボール球に手が出るし、待つとポンポンと追い込まれてしまった」と和田監督。
今季はずっと“タイムリー欠乏症”が続いているだけに、監督も「（あと1本が）出ないよなあ。きょうに限ってではないけど…」と複雑な表情を浮かべた。
ただ、この負けを引きずるわけにはいかない。明日は高卒ルーキーの歳内がプロ初先発する。相手はマエケンだが、何としても打線が援護して、ルーキーをもり立てたい。
