試合情報

一軍試合速報

TOP > 試合情報 > 一軍試合速報

FlashPlayerのバージョンが低いか、インストールされていません。

  • 最新のスコア
  • テーブルスコア
  • 試合経過
  • ベンチ入り選手
  • 選手コメント
  • 戦評
  • 熱狂メーター

小嶋、大事な2度目の登板で結果を残せず

DeNA打線に集中打を浴びて序盤から主導権を握られた阪神が、そのまま押し切られた。

阪神先発は、前週 今季初先発(7回1安打無失点)で約1年半ぶりの勝利をあげた小嶋。首脳陣の信頼を固める為に大事な2度目の登板だったが、全体に投げ込むゾーンが高く、連敗脱出に燃えるDeNA打線に捕まってしまう。

1回裏二死から連打のあと5番中村にスライダーを打たれて、レフト前への先制打。更に満塁から7番松本には右前2点適時打を許し、初回は5連打で3点を失った。続く2回も投手の藤井に四球を与えるなどコントロールを乱し、二死2・3塁から3番井手・4番ブランコに右へ左へ連続二塁打を浴びて、わずか1回3分の2(65球)8安打6失点で降板する。

「早い段階でこういう展開にしてしまい、申し訳ない」…ガックリの小嶋達也投手。和田 豊監督も、「(初回3失点後、きっかけが投手への四球だった)次の3点の取られ方が悪い。DeNAは良い当たりが多かった。小嶋は相当研究されていたのでは?」と悔しそうに話した

序盤で大きな援護をもらったDeNA先発・藤井の緩急自在で丁寧な投球に苦しむ猛虎打線は、捉えた打球が野手の正面を突いたり、再三の美技に阻まれるなど、一度相手に傾いてしまった試合の流れをどうする事も出来ない。4回には鳥谷・マートンの連打と四球で一死満塁としたが、新井兄弟が抑えられた。

その中で2回途中から登板した阪神2番手の鶴は3、4回を続けて3者凡退に打ち取り、チームの悪いリズムを変える好投を見せている。

6回裏には3人目の川崎がDeNAブランコにレフトオーバー2点適時二塁打を打たれて駄目を押された阪神だが、ようやく8回二死1・2塁からマートンがライトへタイムリーヒットを飛ばして完封を阻止する。

その裏DeNAブランコが、加藤の速球をバックスクリーンまで飛ばす豪快な13号ソロを放ち4安打4打点の大活躍。結局、134球を投げた藤井が、ヤクルト時代の2006年以来11年ぶりの完投勝利を飾って、9対1。DeNAは連敗を4で止めた。

阪神・和田監督は、(試合のポイントとして)初回二死無走者の守備でDeNA井手のセンターへ抜けようとする当たりを西岡が止めた後の送球を新井貴が捕球出来なかった場面をあげて、「記録はヒットだけど、西岡は精一杯のプレー。ああいうところを拾ってやらないと…」と無念の表情で振り返っていた。