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コンパクトに…不調の西岡がサヨナラ打

打撃の調子が明らかに落ちていた2人が、サヨナラの立役者になった。

2対2の同点で迎えた9回裏、先頭で打席に入ったのは新井良。第1打席まで15打席無安打が続いており、第2打席には二塁打を放ったものの、一死満塁で迎えた第3打席は三振に倒れていた。そんな新井良が三塁打で出塁し、サヨナラのお膳立てをしたのだ。

「9回だし、とりあえず塁に出ることだけを考えた。コンパクトに、コンパクトにと自分に言い聞かせながら。チームに迷惑ばかりかけていたのに、監督をはじめ、皆さん、『大丈夫だから、頑張れ』と声をかけてくださった。何とかチームに貢献したいと思っていました」

一死後、代打・桧山が告げられると、西武バッテリーは敬遠策を選ぶ。そして、4打席凡退の西岡と勝負に出た。「ツヨシ(西岡)が一番、驚いたんじゃないか。相当、気合が入っていたからね」と和田監督。西岡は「僕まで歩かされるかと思ったけど、状態を考えたら、僕と勝負ですよね。あそこで燃えないと、どこで燃える?って感じでした」と振り返った。

その西岡は、カウント1-1からのボールをとらえて、右前にクリーンヒット。新井良の代走・荒木がホームを踏み、サヨナラ劇が完成した。

「(打てないことの)応急処置として、2打席目からノーステップで打った」と言う西岡。水谷チーフ打撃コーチが「バットをちょっと寝かせていた。ああいう工夫ができるのが西岡」と言えば、関川打撃コーチも「バットを短く持っていた。あの工夫ができるのが彼らしい」と口をそろえた。やはり西岡が元気じゃないと、チームは盛り上がらない。

これで交流戦の勝率を5割にしたタイガース。パ・リーグの球団ばかりが上位にいるが、最後の追い上げを見せたい。