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今成がプロ入り初アーチ!メッセンジャー完投勝利

尻上がりに調子を上げたメッセンジャーが広島打線をねじ伏せ、約2ヶ月ぶりの完投勝利(今季3回目)を飾った。

阪神先発・メッセンジャーは初回、苦手ルイスのヒットから一死2塁とされて3番 丸に中前適時打を浴びて、いきなり失点する。

体調不良のため4月3日(京セラドーム・中日戦)以来 西岡がスタメンから外れ、1番セカンドに坂を起用した猛虎打線は、2回表 前回(6月28日)甲子園で好投した広島先発・武内に対して新井貴・今成の2者連続アーチであっさりとひっくり返す。「先制された直後に取り返せてよかった!」と同点ソロの新井貴浩内野手が笑えば、「打ったのはストレート。プロ入り初のホームランだったので、自分でもびっくりしている。まさかスタンドに入るとは…!」と記念の一撃に今成亮太選手も目を丸くしていた。

その裏、連打から一死2・3塁の大ピンチを迎えたメッセンジャーだが、會澤と武内の代打・迎を豪速球で連続三振にねじ伏せる。カープは2回で先発投手に見切りをつけて序盤からの継投となった。

3回には広島2番手・今井をメッセンジャー・坂のヒットと大和の死球で無死満塁と攻めつけた阪神だが、鳥谷のニ遊間への打球がセカンドゴロ併殺となる間の1点だけに終わる。

その後は今井-久本-上野と繋いだカープ救援陣の踏ん張りで追加点を取れなくなった阪神だが、メッセンジャーも3回以後はコントロールも厳しくなり、150Km/hを超える真っ直ぐに変化球で緩急をつけ、後半には落ちるボールも冴えに冴えてリズムよくアウトを重ねて行く。

中盤以降は、両軍の守備も締まってヒット性の打球が再三美技に阻まれた。9回には阪神・新井貴の抜ければ長打確実なラインドライブを広島のライト(前回甲子園では致命的なエラーを記録した)松山がスーパーキャッチ!と言う場面が印象に残る。

結局、ランディ・メッセンジャー投手は106球の省エネ投球で5安打6三振1失点の無四球完投。3対1で阪神が勝ち、連敗を3で止めた。

コースを丁寧に狙ってカウントを稼ぎ、追い込んでから腕をしっかり振って勝負する『モデルチェンジ』が功を奏したメッセンジャーのピッチングを絶賛した試合後の和田 豊監督。「新井(貴)は、この球場(マツダスタジアム)に来ると良い打撃になるよな!今成は、代打の時のような積極性を持て!と打撃コーチがアドバイスを送っていたのが実った」などと、打のヒーローについても舌は滑らかだ。

プロ8年目の初本塁打が決勝点。ヒーローインタビューを受けた今成は、「藤井さんに面白いこと言え!っていわれたけどなかなか思いつかない。1本ホームランが出るまで長かったが、勝利に貢献出来て良かった。いつも与えられた仕事が出来るように元気出してやっている。(左膝手術の福留)孝介さんが帰って来てもライトのポジションを守れるように頑張ります!」と力強く答えていた。