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前夜から一転の大敗に…

東京ヤクルト石川の巧みな投球に手こずった阪神が、前夜から一転 大敗を喫した。

初回阪神はレフト線二塁打の西岡をバントで送った一死3塁から、鳥谷が東京ヤクルト石川の内角変化球を1塁線突破の適時二塁打。大勝した前夜の流れで鮮やかに先制する。「打ったのはシンカー。先制のチャンスで打つことが出来て良かった」と鳥谷 敬内野手が話した。

『日曜日の男』から初めてウィークデーの登板となった阪神先発・藤浪は、立ち上がり二死1・3塁で5番 川端にライトへタイムリーヒットを許し、すぐに追い付かれる。

2回以降立ち直った石川に対して、藤浪は4回一死7番森岡を歩かせた直後、相川に直球を狙い打たれ、レフトへの2点本塁打で勝ち越されてしまう。「4回に球速を含めガタンと落ちたな。コントロールの乱れもあり、いつもなら投げながら修正出来る投手だけど(球宴から中4日で)やっぱり疲れもあったのかな?」と和田 豊監督がルーキーを気遣う。

藤浪晋太郎投手はプロ最短タイの4回(84球)6安打3三振2四球3失点で降板。「余計な力みが出て、投球のリズムも悪くなってしまった。長いイニングを投げることが出来ず、中継ぎ陣にも負担を掛けて」反省しきりだった。

石川の丁寧かつ巧妙な投球の前に苦しくなった猛虎打線は、鳥谷が2本目の二塁打で出塁した6回表もマートンや今成が打ち取られてチャンスを生かせない。ポイントとなる低めの見極めも「最初は我慢してたけど」(和田監督)要所ではまんまと術中に嵌まっていた。

逆に6回裏ヤクルトが一死満塁の絶好機を作ると、阪神は投手を渡辺からボイヤーにスイッチ。ここでミレッジの遊ゴロが併殺崩れとなって1点を許した後、バレンティンには外角の真っ直ぐをライトスタンドまで運ばれ決定的な33号3ランとなった。「渡辺はいつも頑張ってくれているし、たまにはこういう事もある」と話した指揮官だが、ボイヤーに関しては「(スピード)ガンは150Km/h出てるけど、空振りが取れない」点が不満そうである。

この後も移籍後初登板の高宮が2本のアーチを浴びるなど失点を重ねた阪神救援陣。終わってみれば前日とはうらはらに11対1で大敗を喫する。ヤクルト石川雅規投手は、要所を締める4安打1失点の今季初完投で4月26日(東京ドーム・対巨人)以来の3勝目。チームの連敗も5で止めてみせた。

「1対1の後、先に取らないとこういう事になる。それでも3対1で我慢出来ていたら…」。愚痴る気持ちをぐっと堪えて、和田監督は照準を長期ロード前の甲子園6試合へと切り替え、神宮の杜を後にしている。