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全員野球で連敗ストップ!

連敗を止めるにはこれ以上ない、スカッとした勝ち方だった。

投げてはメッセンジャーが9回2/3を1失点。完封目前だっただけに残念だが、それでも6連戦の頭に中継ぎ陣の多くを休ませられたのは大きい。

そして、後半戦2試合目から湿りっぱなしだった打線は、先発野手全員安打などで12安打8得点。初回に先制した後、なかなか追加点を奪えなかったが、6、7回に計7点を挙げた。

特に効果的だったのは初回、先制点につながった一番・坂の右中間フェンス直撃の三塁打と、追加点の欲しい6回に、一死二、三塁から今成が放った適時三塁打だ。

「ペースをつかむ上で、坂が“よーいドン”で長打で出てくれたのが大きかった。なかなか追加点が取れなくて、打線に重い雰囲気があったけど、今成の1本で吹っ切れた感じがあった」と、和田監督も感謝する2本の三塁打だった。

坂は「ずっと打っていなかったのに、試合に出してもらえてありがたい。(西岡の)代わりにはならないかもしれないけど、精いっぱい頑張ります」と誓い、今成も「守備で迷惑をかけていたので、なんとか勝ちにつながるバッティングができてよかった。(西岡の分も)元気を出して、チームの雰囲気をよくしていきたい」とムードメーカー役を買って出た。

西岡の離脱で心配された一戦だったが、全員野球で連敗を止めたことが大きい。

「きょうの勝ちは、いろいろな意味で吹っ切れた。毎日たくさん来ていただいているファンの方に喜んで帰ってもらえるように、明日、あさってとしっかり戦って、長期ロードに出たいと思います」(和田監督)

残り2試合が大事になってくる。