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首位巨人に痛恨の連敗

常に先手を取られる苦しい展開で最後は競り負けた阪神が痛恨の連敗。7ゲーム差と離れた首位巨人にマジックナンバー24が灯った。

巨人の勝ちか引き分けで、マジックが再々点灯する試合。阪神先発・榎田は初回二死から巨人・村田に内角直球をレフトへ2試合連続の22号2ランを運ばれ、あっさり先制を許した。

直後の2回 阪神も4番マートンが巨人先発・宮國の初球真っ直ぐをセンターへ運ぶ12号ソロアーチで1点を返すが、榎田は3回裏二死1塁から阿部に右中間適時二塁打を浴びて、再び2点差とされる。

しかし、阪神は4回表二死1塁で福留孝介外野手が低めの変化球を捌き、弾丸ライナーでライトポールを直撃する同点2点本塁打を放ち、3対3と追い付いた。「追い込まれていたが、うしろのバッターにつなごうという意識があったので、低めのフォークにも対応できたと思う」。大一番で頼りになる男のバットが火を吹き、猛虎が息を吹き返す。

5回には西岡のヒット等で二死2・3塁となって、巨人は宮國からサウスポー青木にスイッチ。勝ち越しのチャンスだったが、鳥谷四球後、マートンはカーブにタイミングが合わず、投ゴロでリードを奪えなかった。

その裏、巨人は3番阿部の2打席連続二塁打などで一死2・3塁として榎田を引き摺り降ろす。阪神は2番手にボイヤーを送ったが、4番村田に初球・外角直球をライトへ打ち返され勝ち越しを許すと、高橋由の内野ゴロで更に1点を追加された。必死の追撃も相手にいつもリードを許す展開を作った先発の榎田大樹投手は、「野手の方に申し訳ない」とひたすら平身低頭だった。(榎田は4回1/3を投げて、6安打5失点)

6回表には二死満塁と必死で阪神も食らいつくが、巨人・原監督が送り込んだ3人目マシソンの豪速球を続けた後の変化球に西岡が対応出来ず空振り三振に倒れる。

後は巨人・勝利の方程式(マシソン-山口-西村)の盤石リレーに抑えられて、このまま5対3で押し切られた。安打数では阪神8 巨人7と上回っていたとは言え、チャンスでしっかり中軸が機能した巨人が一枚上だったと言わざるを得ない。

「追いついた後の追い越すチャンス。(5回表鳥谷・マートンのところ)あそこだよな!」。試合後、和田 豊監督は勝負どころを指摘した。(活躍した福留に6回表代走を出したのは手術箇所ではないが)強い足の張りを訴えたから…。(5回のピンチでボイヤーを起用したのは)松田はもう少し後ろでと…あそこは現時点ではね。」等と語り、苦しい事情も覗かせる。

それでも、9回二死でセーフティバントを試みた西岡や5回裏リードされた直後の守備で坂本の大飛球を懸命に追って超美技を演じた福留の姿に猛虎の意地は見せた。「もちろん絶対取らなくてはいけない2つのゲームだったけど、まだまだ何が起こるか分からないし、諦めずにやるしかない!」。指揮官の闘志は少しも衰えてはいないのだ。