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広島先発・野村を攻略!能見10勝目をマーク!

キレが戻ったエースの好投と度重なる二死からの鮮やかな得点が猛虎を快勝へと導いた。

前回(8月30日・甲子園18回戦)は8回を僅か3安打に抑えられて、CSでも対戦する可能性が高い広島・野村に対して阪神は1回表、坂・鳥谷のヒットで二死1・2塁とする。スライダーを打った5番 新井貴の飛球に突っ込んだレフト・エルドレッドが捕り損なう拙い守備。記録は適時二塁打(打点1)となり、中継の乱れもあって二者が返った。更に7番 伊藤隼にも右前適時安打が生まれて、阪神が初回に3点を先制する。

ラッキーな先制打となった新井貴浩内野手が「最初のチャンスで先制できてよかった」と話せば、伊藤隼太外野手も「打ったのはチェンジアップ。チャンスだったので積極的に行こうと考えていた。内容どうこうと言うよりも、とにかく良い結果になってよかった」と振り返る。

2回表二死2塁から3番マートンが外角スライダーを拾った中前安打で走者・西岡を迎え入れ4対0とリードを広げた阪神。4回にも二死2塁からカットボールを「チャンスだったので積極的に振りに行った」2番坂の右中間適時二塁打で1点取った後、マートンがレフト最上段を越える特大17号2ランを放ち、野村から大量点を奪ってKOした。(広島・野村は3回2/3・77球8安打2三振2四死球7失点・自責5)

「打ったのはストレート。インコースに上手く反応出来た!」と、マット・マートン外野手が久々に笑顔を見せる。9月は出場停止などもあって、やや精彩を欠いて打率を下げていたマートンだが、この後もヒットを重ね今季3度目の4安打と大活躍だった。

その裏、広島はキラ・梵のヒットで一死1・2塁と能見を脅かすが、能見は落ち着いて後続を断ってカープに勢いを与えない。大量リードにも守られ、本来の低めを突く投球で確実にアウトを重ねて行った。

完封目前の能見だったが、9回裏二死から廣瀬に真ん中直球をレフトポール際へ運ばれ、8号ソロで最後の最後に痛恨の失点。結局、阪神が9対1で勝ち、広島の連勝は7で止まった。9回(106球)を投げて4安打8三振1四球1失点。能見は、6月15日(対楽天・Kスタ宮城)以来今季6度目の完投で3年連続2桁勝利となる10勝目をマークした。

「もったいない!と言うか、スンナリ行かないといけない」。ヒーローインタビューで能見篤史投手は反省の弁のあと、「真っ直ぐが一番良かった。初回は不安だったが、しっかり三振取れたので…。気候的にも凄く投げやすかった!」と振り返る。

「今日はキレがあったな。一発は余計だったけど、能見が今日抑えたのは色んな意味で価値がある」。和田 豊監督は意味深なコメントでエースを称えた。やっと火を吹いた打線については、「新井のタイムリーが風穴を開けてくれた。昨日負けたけど、チームの中でスイッチが入った!と言うか、手応えがあったんだ。マートンも(出場停止など色々あったけど)これでスッキリしたんじゃないかな!」と話し、明るい表情で引き上げて行った。