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強力援護を生かせず 4度目の二桁失点

追いつ追われつの展開も、阪神は投手陣が総崩れ状態となって打線の強力援護をフイにしてしまった。

土曜のデーゲーム。阪神はヤクルト先発左腕・石川攻略を意識してか?福留・今成から新井良・俊介へ6・7番の並びを変えて臨んだが、初回二死2塁から4番ゴメスの中前適時打とマートン・左越え2号2点本塁打で幸先良く3点を先取する。

「打ったのはカットボール。センターへ打ち返して走者を還す打撃が出来て良かった!」。(来日1年目の阪神外国人選手歴代最長記録を更新する)開幕8試合連続安打を先制打で決めたマウロ・ゴメス内野手は、優等生的なコメントだった。

だが、最初からリードをもらった展開を今季初先発の秋山が台無しに…。立ち上がり2番雄平に左中間へ2ランを浴びると相川の右前適時打などで忽ち4点を奪われ、2回にも守備のミスが絡んで追加点を許す。「最後まで球の高さを修正することが出来なかった」。
秋山拓巳投手は6安打6失点・自責5。わずか2回(57球)で降板し、このあとも試合は荒れに荒れる。

阪神は3回表一死満塁から絶好調マートンがレフトへ適時二塁打を放ち同点とする。ヤクルトに再び1点を勝ち越された直後の5回には、またしてもマートンが今度はライトへ逆転3号2ランを放ち、この後さらに石川を継いだ押本からも代打・今成がセンターへ適時二塁打をお見舞いするなど打線が火を吹き10対7とした。

「完全にジャストミート出来た感触ではなかったけど、よくスタンドまで飛んでくれたよ!」。2試合連続の猛打賞。2本塁打を含む7打点と荒稼ぎのマット・マートン外野手は、早くも全開モードに入った。開幕カードの巨人戦以来14打席連続ノーヒットだった今成亮太選手も、「最近ヒットが出ずチームに迷惑をかけていたので、チャンスの場面で一本出てよかった!」と、安堵の表情を見せている。

優位に立って3人目の安藤を送った阪神ベンチだが、5回裏 ベテラン右腕も満塁から犠飛と雄平の左適時打を許し1点差。続く6回にも相川に適時打を浴びて、逃げ切りプランもご破算となった。

それでも負けられない阪神は、同点の8回から5番手・福原にこの試合を託したが、頼みの右腕も勝負どころで森岡・山田に適時長短打を打たれてしまって、終盤で手痛い勝ち越し点を献上する。

9回表、ヤクルト守護神カーペンターから代打・関本の中前適時打で1点差と最後の最後まで粘った阪神だが、結局届かず12対11で惜敗を喫した。

「先発投手が崩れるとこういう展開になる。(秋山に)次のチャンス?投手コーチに訊いてくれ!」。開幕8試合で4度目の2ケタ失点に和田 豊監督は、憤懣やる方ない表情だ。「投手陣が踏ん張ってくれないと。(せめて対戦が)一回りするくらいまでは…。(それでも同一カードで)三つ負ける訳には行かない。明日は必ず!」と言い残して、帰りのバスへ乗り込んで行った。