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チーム一丸野球で接戦を制し連敗ストップ!

終盤の代打攻勢が嵌まった阪神が、チーム一丸野球で接戦を制し連敗を止めた。

前夜のプレーで右手親指(末節骨)を骨折し、出場選手登録抹消となった上本に代わって急遽ファームから荒木が昇格。チーム内に緊張感が漂う中、大和・俊介の1・2番などオーダーをがらりと変えて臨んだ阪神だが、東京ヤクルト先発・ナーブソンの荒れ球に苦しむ。

2回二死2塁で8番梅野の投ゴロを処理したナーブソンが1塁に悪送球する間に2塁走者マートンが生還して阪神に幸運な先取点が入ったが、その後は走者を出してもなかなか長身左腕を捉え切れない。

阪神は、鶴が今季初の先発。新人捕手・梅野のリードで内角シュートを大胆に使った投球を見せるが、2回裏二死1・2塁から8番中村に変化球を打たれ左適時二塁打ですぐに同点とされる。鶴は、その後も走者を許してピンチの連続だったが、6回(105球)を5安打1失点と粘りきる。

同点で迎えた7回表 阪神は二死2塁に左中間二塁打の梅野を置き、鶴の代打・関本が中越えに適時二塁打を放ち、均衡を破った。「興奮して、よく分からない。何を打ったのかも分かりません!何が何でも!という気持ちだった」。初球で決めた殊勲の関本賢太郎内野手は、珍しく高揚した様子で振り返っている。ナーブソンは7回(114球)6安打5三振2四球2失点(自責1)。

リードした阪神は必勝リレーに入る。7回は安藤が得点圏に走者を背負うも山田・上田を真っ直ぐ・フォークで連続三振に取る。 8回には福原が川端と雄平の二人から三振をマークしてプロ野球137人目の通算1000奪三振を達成した。

9回表には無死1塁で代打・今成がヤクルト4人目左腕・久古の初球スライダーを弾丸ライナーでライトスタンド最前列へ運ぶ1号2点本塁打を放り込み、4対1と突き放す。最後は呉昇桓(オ・スンファン)が堅実に締めて試合終了。連敗を止めた阪神が、首位広島と共に今季20勝へ到達した。

今季初先発で1勝目をゲットした鶴 直人投手は、「野手の皆さんとウメちゃん(梅野)に引っ張ってもらって、何とか勝つことが出来た。練習(ブルペン)から打者を想定して、とりあえず攻めて行こう!と…。ウメちゃんがしっかりインコースを使ってくれたから」と、若き女房役を称える。

「(鶴は)何回先頭出しとんねん!という感じだったけど、走者出しながら良く粘った」。勝負手が次々と当たった和田 豊監督も9年目右腕の活躍に目を細める。「(上本離脱で)シーズン1回目の踏ん張りどころ」と位置付けた一戦だっただけに1勝の重みを格別に受け止めているようだった。