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メッセンジャー、今季2度目となる1-0完封勝利

ホーム3連敗は免れた。しかも、開幕から6連勝中だった巨人のエース・菅野に今季初黒星をつけたのだから、価値がある。

勝利の立役者はメッセンジャー‐鶴岡のバッテリーだ。試合前から入念な打ち合わせをし、ゲームプランを立てた。初回はなんと、オール直球勝負。これはメッセンジャーの考えだったようで、鶴岡も「意外だった」と話したが、「逆に向こうが迷ったのかもしれない」(鶴岡)と、効果は抜群だった。

「前回は低めのフォークを見逃されてカウントを悪くしたので、低めのゾーンに強いボールを投げようと思った。強いストレートをコントロールできれば、バッターはなかなか打てないからね」

G打線を4安打に抑え、今季2度目の完封勝利を飾ったメッセンジャーは、してやったりの表情だ。いつもは三振とフライアウトが多いが、きょうはゴロの山を築いた。すべては「低めへの強いボール」がもたらしたものだ。

中西投手コーチも「パワーピッチだったな。直球とスライダーで押していた。風も風(強い浜風)だったから、左バッターにはインコースに突っ込んでいた」と、バッテリーが導き出した新しいピッチングスタイルを高評価。内転筋を痛めた福原を欠き、ブルペンに不安を抱えていただけに、「これしかないという勝ち方だった」と喜んだ。

鶴岡はリードだけでなく、バットでもメッセンジャーを援護した。虎の子の1点をたたき出したのは2回。先頭・ゴメスがヒットで出塁し、今成の左中間への打球で判断良く三塁へ進むと、一死後、鶴岡が菅野のスライダーをとらえて中前へ。メッセンジャーが「早いイニングに点を取ってくれて、リラックスできた。助かった」と感謝した先制タイムリーだった。

メッセンジャーは4月29日の広島戦(甲子園)に続いて、1対0の完封勝ち。1シーズンに2度の1-0勝利は、さすがに初めてだという。

火曜日からは首位・広島と2連戦が待っている。「(きょうまでの)9連戦は紙一重で惜しいゲームを落としている。1日空くから仕切り直して、しっかり戦っていきたい」と和田監督。悪い流れを断ち切って、米子へ乗り込む。