試合情報

一軍試合速報

TOP > 試合情報 > 一軍試合速報

FlashPlayerのバージョンが低いか、インストールされていません。

  • 最新のスコア
  • テーブルスコア
  • 試合経過
  • ベンチ入り選手
  • 選手コメント
  • 戦評
  • 熱狂メーター

悪い連鎖が止まらず

失点直結のエラー、押し出し四死球に直後の走者一掃…と悪い連鎖に嵌まった猛虎の完敗だった。

雨のQVCマリンフィールド。先制したのは千葉ロッテだ。 2回裏二死2塁に二塁打の走者・角中を背負った阪神先発・藤浪は根元を変化球で一ゴロに打ち取るが、正面の何でもない当りをゴメスが後方に逸らす間に角中の生還を許した。

3回には岡田の内野安打・盗塁からピンチを招く。2安打1四球で二死満塁となり5番角中を追い込みながら死球で押し出し。続く今江にレフトオーバー2点適時二塁打を浴びて、4対0と差を広げられる。藤浪は雨でぬかるんだマウンドに苦しみ、時折球を引っ掛けるなど不安定な制球。味方のミスや不運な打球などもあって波に乗り切れない。

5回110球を投げて5安打5三振2四死球4失点(自責3)で降板した藤浪晋太郎投手は、「3回の1イニングをしっかりと粘ることが出来なかったのが悔やまれる」と振り返っている。

今季好調な千葉ロッテ先発・藤岡に対する阪神は、福留再調整に伴い一軍昇格の柴田をスタメン起用する等のオーダーで臨むが、3回までノーヒット。4回表先頭の鳥谷が左越え二塁打を放つも、後続が倒れて5回までわずか1安打8三振と沈黙が続いた。後半にも上本・梅野の二塁打が出たが、いずれも単発に終わり、要所要所を締められた。インサイドを突く速球が冴えた藤岡貴裕投手は、毎回の11三振を奪うなど7回(124球)を投げて3安打1四球無失点で4勝目をマークした。ヒーローインタビューでは、「ボクの場合、よく雨になるので足場とかは大丈夫(問題なかった)です!」と語っている。

阪神2番手の筒井は6回を3者凡退に抑えていたが、7回裏二死2塁から3連続四球で押し出しの後、今江に満塁走者一掃の右中間三塁打を許して大勢が決した。今江は、満塁でいずれも長打を放ち5打点の大活躍だった。「結果が全て。あそこで勝負が決まってしまった!」。試合後、筒井和也投手は厳しい表情で話している。

それでも、8回表 阪神はロッテ2番手・益田を攻め、緒方・上本の連打に四球で一死満塁としてゴメス・マートンの連続適時中前安打で3点を返し、意地は見せた。

結局 8対3で千葉ロッテに完敗を喫し、またしてもカード初戦を落とした阪神。不運な面も多々あったが、全て二死から…ことごとく抑えなくてはいけない局面での失点が致命傷となった。