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楽勝ムードも終盤は荒れた展開に

終盤は荒れた展開になったものの、結局17安打と阪神が打ち勝った。

初回、DeNA加賀美の立ち上がりを攻め、阪神は二死1・2塁から5番マートンの右中間2点適時二塁打で先制する。「打ったのはスライダー。バットの先の方だったから捕られるか?と思ったけど、よく外野手の頭を超えてくれたよ!」と胸を張った。

マット・マートン外野手は3回にも左適時二塁打を放ち、加賀美をKOする。「打ったのはフォーク。ストライクゾーンへ来た球は積極的に打ちに行こうと考えていた。今は内外角にしっかり反応出来ているので、これを出来るだけ続けていきたい」意向を示している。

故障離脱・能見の代役として、阪神は鶴が5月4日(対東京ヤクルト 神宮)以来今季2度目の先発。1回裏一死2塁から3番梶谷に中前適時安打を許し、あっさり失点する。その後は何とか抑えたが、3回(48球)を投げて4安打1失点で交代した。「初回の先頭打者に四球を出してしまい、それが失点に結びついた事と、三者凡退のイニングがなかった事が反省点」とは鶴 直人投手の弁。「4~5回任せられるような内容じゃない。左打者のインサイドの球が全部逆に来てたよね!」…中西清起投手コーチも辛い採点だ。

両チームが早い段階から継投に入った試合だが、6回表にはDeNA4人目のサウスポー林 昌範投手が代打・鶴岡の打球を左側頭部に受け、担架で退場。病院直行のアクシデントもあった。

嫌なムードが漂う中、再開後二死2塁から3番 鳥谷 敬内野手はDeNA萬谷の外角直球を左中間に運ぶ適時二塁打を放つ。「うしろを打つ二人が好調なので、繋いでいく気持ちで打席に立った。コースに逆らわず、打ち返すことが出来た」と話した。キャプテンは、その裏二死1・2塁の守備では多村のセンターへ抜けようかという当たりを横っ飛びで止める好守で3番手の安藤を救っている。

7回表には今季初スタメンの7番 伊藤隼が、DeNA6番手・安部の変化球を右に運ぶ1号2点本塁打。「打った瞬間はライトフライかなと思ったが、風があったのでスタンドまで届いてくれた」。伊藤隼太外野手は、嬉しい今季初アーチの感触を語った。

「(掛布雅之DCからは)普通に普段通りに、ファームでやって来た事を出せ!と送り出された」。福留を休養させる意味合いもあって先発起用となった伊藤隼だが、「素直に結果が出て嬉しい。しかも本塁打!一番アピールしたい形だった」と笑顔を見せる。

7回裏の守備でファインプレーを演じた上本博紀内野手も続く8回の打席で右翼ポール際へ2号ソロを放り込み、阪神は7対1と更に差を広げた。上本は、「しっかりと捉えられた感触はあったが、逆方向だったのでホームランになるとは思わなかった」と言う。

これで楽勝かと思われたが、8回裏 阪神5人目・渡辺はグリエル・後藤の長打などで2点を失うと、堪らず阪神ベンチが4試合連続で福原を投入する。その変わりっぱな、福原は石川に右越えの4号3ランを浴びて、たちまち1点差に迫られた。

しかし、9回表 DeNA長田に阪神は猛攻を仕掛け、鶴岡・大和の適時安打のあと二死満塁から鳥谷が前進守備のセンター頭上を越す走者一掃二塁打を放ち、決着をつけた。終わってみれば12対6の大差でDeNAにスイープ!阪神が今季2度目の5連勝を飾っている。

2番手で2イニングを1安打無失点に抑えた金田和之投手が2勝目。「結果的に抑えられて良かった!」と声を弾ませる。能見不在で5連勝を飾った和田 豊監督だが、「ここから9連戦がある。全員で戦うしかない!」と兜の緒を締めていた。