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延長10回福留がサヨナラ打!

甲子園90周年を何とか白星で飾ることができた。7回に先発・藤浪が同点に追いつかれ、そのまま延長戦に突入。10回表を4番手・榎田が抑えると、その裏、サヨナラのチャンスがやってきた。

「塁に出ることだけを考えた。ストライクが来たら振るし、強引にという感じじゃなかった」という鳥谷が中前打で出塁し、相手のバッテリーミスで二塁へ。ゴメスの内野ゴロの間に三塁へ進んだ。

途中出場していた田上の代打・関本は敬遠されたが、「送った時点で歩かされるのは分かっていた」と和田監督。「孝介に懸けました」という指揮官の期待に、福留が一発回答した。

空振り、ファウルで追い込まれたあとの3球目。外角のボールを腕を伸ばして拾い、センター前に運んだ。サヨナラだ!

「インサイドに来たら、当たってもいいくらいのつもりで割り切っていた。前に飛ばせば何とかなるかなと」

経験豊富な勝負師らしい一打だった。

福留は守備でもチームを救った。9回表、呉昇桓が二死一、二塁のピンチを招いた。DeNA・山崎の打球はライト前へ飛んだが、かなり前寄りに守っていた福留がチャージして本塁へストライク送球。二塁走者の筒香は三塁に止まらざるを得なかった。この回、勝ち越しを許さなかったことが、サヨナラ勝ちにつながった。

「あそこで(本塁へ)かえられるわけにいかない。頭を越されたらごめんなさいの気持ちで、だいぶ前を守っていた。(ベンチの指示?)それもあるし、自分の感覚もある。それで失敗したらピッチャーに申し訳ないけど、それはないとピッチャーを信じて」

和田監督が「どうしても取りたいゲーム。勝たないといけないゲームだった」と言った、甲子園90周年の試合。きょうの勝利はチームだけでなく、甲子園球場にかかわるすべての人にとって大きな、大きな1勝だった。