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福留がマエケンの勝負球とらえて決勝弾
藤浪が「いろいろ試しながら」8勝目
いろいろな意味で大きな勝利だった。連敗を止めたこと。カード初戦を取ったこと。広島のエース・前田健を打ち崩したこと。そして、先発・藤浪に勝ちが付いたこと。
藤浪が広島のエース・前田健と投げ合ったのは、これが3度目。その3試合すべてにチームは勝っている。藤浪自身も2勝負けなしだ。
初回に先制を許すと、3回には味方のエラーもあって2失点。しかし、ここから踏ん張った。
「誰にでもミスはある。自分も四球から失点することはあるので、そこは切り替えていきました」
4回以降は「いい意味でごまかしながら投げた」と言う。
「テンポを変えたり、いろんな球種を使ったり。よく言えば修正できたというか、いろいろ試せたのは確かです。久しぶりに鶴岡さんと組んで、リードに対応できたのは大きいですね。今後につなげていきたいです」
もともと能力は高い投手だが、きょうでまた1つ、引き出しが増えたかもしれない。「中盤以降は最高によかったよ」という中西投手コーチの言葉が、すべてを物語っている。
