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DeNA・山口に完敗。巨人とのゲーム差広がる
シーズン途中で先発に転向したDeNA・山口に、まさかの完投を許してしまった。5安打のうち3本は内野安打で、唯一の得点も初回一死一、三塁からゴメスの内野ゴロの間に挙げたもの。和田監督は「きのう、いい勝ち方をしたのに（打線が）重い。乗り切れないところがある」と嘆いた。
「（山口に）球数をほうらせて、その上で塁に出られればいいんだけど。決して全部が甘いコースに来ていたわけじゃないけど、甘いボールを前に飛ばせなかった」
そんな打線をより重くしてしまったのは、2度もバントを失敗した岩田だろう。2回一死一、二塁と4回一死一、二塁で、いずれもスリーバント失敗。「バントできると相手にプレッシャーをかけられるのに、それができない」と、監督もおかんむりだった。
さらに、岩田の投球にも注文を付けた。5回7安打3失点で降板したが、先頭打者を4度も出したからだ（4回は先頭・バルディリスに本塁打）。
「あれだけ先頭打者を出したら苦しい。入りが甘い」
当然ながら、試合後の監督は終始、厳しい表情だった。巨人が勝ったため、首位とは3.5ゲーム差に広がった。
「この時期なので、勝ちながら（状態を）上げていかないといけない。こんなゲームはきょう限りにしたい」
ファンもそう願っている。
