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連敗で遠のく巨人の背中

崖っぷちから、さらに突き落とされた気分だ。終盤、巨人の底力にやられ、2連敗。先の中日戦から5連敗となってしまった。

初回はきのうまでと違う風が吹いた。先頭の長野に二塁打を浴びた先発・岩田が、何とか無失点に抑えると、その裏、打順の組み替えが見事にハマる。

「マートンはヒットを打つだけじゃなく長打もあるし、一番の経験もある。クリーンアップの前にランナーを置いて」(和田監督)という理由で一番に据えたマートンが中前打で出塁し、二番・上本が送って一死二塁。三番・鳥谷が巨人先発・菅野の初球ストレートを右中間へ運び、のどから手が出るほど欲しかった先制点をもぎとった。

この回、もう1点でも取れていれば、流れは変わっただろうか。その後も3回以外は毎回、走者を出したが、ホームが遠い。6回は先頭・ゴメスが三塁打で出塁したにもかかわらず、後続が倒れて無得点に終わった。

すると7回、それまで踏ん張っていた岩田が、二死から井端に同点ホームランを浴びる。続く8回には2番手・福原が勝ち越しを許し、9回には安藤が出した走者を呉昇桓が犠飛でかえしてしまい、さらに1点。わずか2点のビハインドをはね返す力も、今の阪神打線にはなく、1対3で敗れた。

故障明けで40日ぶりの登板だった菅野を攻略できなかったわけだが、その菅野についてマートンは、「両コーナーにうまく投げ分けられた。緩急を使ったいいピッチングをされた」。7回までに7安打を放ちながら、「次の1点」を先に取れなかったことが悔やまれる。

それでも、和田監督は自らを鼓舞するように言った。

「何か起こすという気持ちを忘れずに、あしたも臨みたい」

“優勝”の2文字がどんなに遠のこうとも、宿敵・巨人に対して、最後の意地は見せたい。